今、デレアニ2回目を見まして、どうしても書かねばならんことがあったので。
Pが未央に写真を見せて、「未央がどんな顔してみんなに会えばいいわけ」と言う場面。
ここでPは「私はこのままあなたたちを失うわけにはいきません」と言うんですが、
これは本当であればバッドコミュニケーションになるんですよ。
未央のことではなく、Pが自分の都合のことを言ってしまっているので。
普通ならここでまた相手の心を閉ざす原因になっていたでしょう。
ところが。
この本田未央という子は、逆なんです。
未央は、本当にどうしようもないくらいに、人が好きなんです。
だから「私はこのままあなたたちを失うわけにはいきません」と言われた時に、
顔を伏せたままだったんですが、思いっきり反応しました。
録画、ないし来週のニコ動で見て下さい。
「私がこのままじゃ、この人が困るんだ」と知った瞬間、
未央は自分のことなんかどうでもいいから、私はやらなきゃ! って、顔を上げるんです。
圧倒的に本田未央でした。どうしようもないくらいに。
お前は本当にバカだなって言いたくなるほど、本田未央。
たぶん、未央って人に本気で謝ったことがなかったんでしょうね。
公演の凛の前に立って、すぐ謝れないんだこの子。
普通じゃないかもしれないけど、未央はもの凄く勇気を振り絞って凛にごめんなさいをした。
そして、そのごめんなさいは凛に素直に受け取って貰えなかった。
この、恐ろしさね。
だけど、今の未央にはPがいる。あなたを失えないと言ったPがいる。
未央にこのままではいけないと言ったPが、自分のよくなかったことを、
凛に指摘されたことを謝る。
凛も包み隠さず、不満をストレートにぶつける。
この時の凛の手。一度は何かを掴もうとした手は、自分の手を握っている。
その手を再び取ろうとするP、恐がる凛。
ふたりの手を繋いでしまう未央。
PはPの役目、ひとりでちゃんと果たせていない。
未央は未央として少しばかり気持ちが先走りすぎて謙虚さという点で問題がまだ残る。
手を繋いだ凛も、決して信頼して手を委ねたとはいえない。
問題は、不安は何も解決していない。
ただひとつ「このままでは終われない」という想いだけが3人を結んでいると言ってもいい。
あまりにも多くのことを「保留」したまま、ニュージェネレーションズは再始動する。
それがいい。それでいい。
卯月、凛、未央はまだユニットになっていないし、Pもまだアイマス的なPにはなれてはいない。
だけどもイカリを上げる準備はできた。あとはいってみるしかない。
大丈夫、勇気だけはあるはずだ。
その勇気ってやつはどこから湧いてきたのか?
風邪で寝込んでいたボサボサ頭の笑顔から。
じゃあその笑顔は誰がって、それはPなんですよね。
私を見つけてくれた人。
プロデューサーとアイドルの物語。これからもっともっと、そうなっていくかな。
オチは無い!