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【橋下氏語録】
「悪魔に魂」のたとえはセーフ、「テロ政党」はアウト 〝嫌い〟共産党をめぐる言動
「悪魔に魂」のたとえはいいが、「テロ政党」はダメ。大阪都構想などの主要政策や政治姿勢の違いで対立し、「嫌い」と公言する共産党をめぐる言動が相次いだ大阪維新の会代表の橋下徹大阪市長。4月に行われる大阪府八尾市長選の話題で、現市長が共産党と手を組もうとしているとし、「悪魔に魂を売ったのか」と批判した。一方、京都府議会では自らが最高顧問に就く維新の党所属の府議が共産党について「テロ政党とも評される」と発言したことには「テロ政党はダメ」と撤回を求めた。
「悪魔に魂を売ってしまった…もうむちゃくちゃ」(15日)
「八尾(市長)の田中誠太さん、替わってもらわなきゃいけないです。なぜかというと、田中さん、悪魔に魂を売ってしまいました。どこに魂を売ったのか。共産党とまで手を組もうとしています。もう、むちゃくちゃですよ」
《4月に行われる八尾市長選を念頭に、反維新の立場を鮮明にしている田中氏をやり玉に。具体的事例には触れず、同席していた維新幹事長の松井一郎大阪府知事を巻き込んで発言をエスカレートさせていく》
「たぶん田中さん、僕のことはそんなに嫌いではないと思うんですよ。今まで普通に話をしていたから。一番、この世の中で嫌いな人物は松井一郎なんです。松井一郎のわら人形を作って、たぶん五寸釘で打っていると思います。それぐらい嫌いなんです」
《田中氏は府議出身で、平成19年に市長選に初当選し、現在2期目。一方、松井氏も八尾を地盤とし、府議時代は八尾選挙区から選出。25年、維新側が八尾市の八尾空港で米軍の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイの訓練受け入れを提案した際、松井氏は反対の立場の田中氏と対立した経緯がある》