トップページ国際ニュース一覧米大統領 TPP交渉は米主導で妥結を
ニュース詳細

米大統領 TPP交渉は米主導で妥結を
2月21日 20時41分

米大統領 TPP交渉は米主導で妥結を
K10056407011_1502212059_1502212106.mp4

TPP=環太平洋パートナーシップ協定を巡って、アメリカのオバマ大統領は、アジア太平洋地域での主導権の確保をねらう中国に対抗するため、アメリカ主導で交渉を妥結させるべきだと強調し、必要な法案の可決に向けて議会に協力を求めました。

TPP=環太平洋パートナーシップ協定を巡って、交渉参加12か国は来月9日から15日までアメリカのハワイで首席交渉官会合を開く予定です。
こうしたなかオバマ大統領は、週末恒例のビデオ演説で「世界で最も急速に成長し、われわれの顧客も多いアジア太平洋地域で、中国が貿易のルールを作ろうとしている。そうなればアメリカの企業は非常に不利な立場に置かれることになる」と指摘しました。
そして「そんなことは実現させない。われわれがルールを作るべきだ」と述べ、アジア太平洋地域での主導権の確保をねらう中国に対抗するため、アメリカ主導で交渉を妥結させるべきだと強調しました。
そのうえで、政府に強力な交渉権限を与える法案について「アメリカの労働者を守り、ビジネスを促進するための法案であり、議会は行動すべきだ」と述べ、可決に向けて与野党に協力を求めました。
オバマ大統領としては、近く法案が議会に提出されるのを前に改めてTPPの意義を訴え、速やかな可決を促したい考えです。

関連ニュース

このページの先頭へ