タバコと同じくらい体に悪影響!孤独に関する驚くべき事実10個

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2015.02.21

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ふとした瞬間に「私って一人ぼっちだな」と、寂しさを感じることはありませんか?

アメリカのサイト『Psychology Today』によれば、実に40%以上の人が、人生のある時期に孤独という苦痛を感じると考えられています。そこで今回は、孤独に関する驚くべき事実を10個紹介します。

■1:孤独は友達の数で決まるわけではない

孤独は、完全に主観的な人間関係の質によって決まります。あなたが周りの人とのつながりが断ち切られていると精神的、または社会的に感じるかどうかに左右されます。

■2:孤独な人の60%以上は既婚者

結婚しているカップルが、お互いの心の奥底にある感情や考え、体験を共有しなくなると、疎外感を覚え、孤独感に襲われるといいます。

このような人は、配偶者から自分の望む深いつながりを得られないと本気で信じているのです。

■3:孤独は私たちの関係の感じ方をゆがめる

人に孤独を感じた時を思い出させるだけで、人間関係の価値を下げるために十分であることが、研究で明らかになりました。さらに問題が深刻化すると、友人もつながることをためらうかもしれません。

■4:孤独は社会的ネットワークの中で伝染する

孤独にははっきりとした兆候があります。私たちは、自分の周囲にいる孤独な人たちに気付き、識別することができる傾向があります。

半年以上続けられたある調査によると、孤独な人たちは社会的ネットワークから仲間はずれにされがちだそうですが、驚いたことにその友人までもそうだというのです。

また、のけ者にされると、我々の体に驚くべき影響を与えるといいます。

■5:孤独は寒さを感じさせる

調査によると、孤独を感じた時のことを思い出した参加者は、室温を低く推定したことがわかりました。また実際に彼らの皮膚の温度を低下させたといいます。

■6:孤独は体が攻撃を受けているように感じさせる

孤独は直接的で激しい身体的反応を起こします。血圧やコレステロールを引き上げ、身体的ストレスと精神的ストレスの反応を高めるといいます。

■7:慢性的な孤独感は心血管疾患のリスクを高める

慢性的な孤独感を持つ人は、心血管疾患の発生率が高くなり、それは体が絶えずストレスにさらされているからだといいます。

■8:孤独は免疫システムの機能を抑制する

孤独は免疫システムの機能を低下させるため、時間と共に、あらゆる種類の病気になる危険性が増すといいます。

■9:孤独を感じる大学の新入生はインフルエンザの予防接種の反応が鈍くなる

孤独を感じるという大学の新入生たちは、そうでない新入生たちに比べて季節性インフルエンザワクチンに対する反応が鈍くなったといいます。この結果により、数週間の孤独感でも、免疫システムへ影響を与えることがわかります。

■10:孤独は喫煙と同じくらい危険である

科学者たちは、孤独の深刻な影響を検討し、喫煙と同じくらい長期間の健康と寿命に対する危険性があると結論づけました。実際に、慢性的な孤独により早死にするリスクが14%増加するという研究結果もあります。

いかがでしたか? 孤独が私たちの体にも悪影響を及ぼすとは驚きですよね。たとえ恋人や友達、家族がいても、時に寂しさや不安は襲ってきます。

すぐに孤独から解放されるのは難しいかもしれませんが、自分なりの孤独感を和らげる方法を探してみてはいかがでしょうか。

(文/椎名恵麻)

 

【参考】

10 Surprising Facts About Loneliness-Psychology Today