10億ドル超えスタートアップ最新チャート。筆頭はあの会社
かつてはおとぎ話だった「ビリオンダラー・スタートアップ」。
VCが評価額10億ドル(1191億円)以上で投資した未公開企業のことですが、ちょっと前まではシリコンバレーでも「誰もが一度は聞くけど、その姿を見た者はいない」という意味で「ユニコーン」などと呼ばれていました。2013年11月までの10年間でVC投資のついたスタートアップで評価額10億ドル超えを果たしたのはわずか39社。
ところが今年発表の統計では今この瞬間にも73社(WSJ調べ)か80社以上(フォーチュン調べ)いるようなのです。
もはやビリオンダラーが当たり前の時代になってしまいました。
転機となったのは、やはりフェイスブックです。フォーチュンも書いてるように、2億5000万ドル、5億ドルで高い高いとケチって投資しなかった人もいたんですが、いざ上場となったら10億ドルどころか時価総額1040億ドルですもんね。そのショックたるや!
今調べてみたら今日のフェイスブックは2224億7000万ドル(27兆円弱)でした。「くーあのとき投資していれば今頃は…」という忸怩たる思いから、みなさん評価額10億ドルでせっせと青田買いに走るようになったというわけです。
これはフォーチュンの1月25日発表のチャート(クリックで拡大します)。冒頭にあるのは、こちらのWSJの2月28日発表のインタラクティブなチャートです。リンク先でカラーの帯をクリックすると、下に企業紹介が出てきます。後追いされたフォーチュンが不快感もあらわにココに追加・削除すべき企業の一覧を書いてますんで、気になる人はそちらもどうぞ。
どちらの調べでも評価額第1位はXiaomi、2位Uber。今はこの2つが未上場の巨星なんですねー。
source: WSJ
(satomi)
- Yコンビネーター シリコンバレー最強のスタートアップ養成スクール
- ランダル・ストロス|日経BP社
- 「世界」を変えろ! 急成長するスタートアップの秘訣
- デビッド・S・キダー|日経BP社