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通常、「○○パン」と名が付くモノの主役は、あくまでパンである。例えばカレーパンを食べるとき、人はカレーとしてではなくパンとしてカレーパンを食す。「何をあたり前のことを……」という声が聞こえてきそうだが、今回はその概念を覆すような一品をご紹介したい。

東京は台東区谷中。昔ながらの情緒が残る、粋な下町にその店はある。店の名前はリバティ。こちらの「ぶどうパン」は、パンが主役なのかレーズンが主役なのかわからなくなるほどの圧倒的レーズン密度! しかも一斤385円と、信じられない程リーズナブルなのだ。

・こぼれ落ちるほどのレーズン

『リバティ』へは、地下鉄千代田線 千駄木駅の団子坂口を出て三崎坂方面へ進もう。駅を出て2つ目の信号を左折すると、そこは「夜店通り」と呼ばれる道。50メートルほど進んで右手に見えてくるオレンジ色の看板が『リバティ』である。

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基本的には、どこの街にでもあるようなパン屋さんなのだが、同店の名物は何といってもぶどうパン。店の外には「こぼれ落ちそうなほどレーズンがいっぱ~い詰まっている」とあるのだが、その言葉に一切の偽りなし。マジでパンを切るとレーズンがこぼれてくるのだ。

・一斤385円

土日は多くの人がぶどうパン目当てに訪れるため、焼きたてがズラリと棚に並べられている。購入すると、まだ湯気が出るためビニール袋の口は縛らないで渡されるほどのホカホカ状態。しかも一斤385円(税抜)と、めちゃめちゃリーズナブルなのである。

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パンを切り断面を見てみると、これまでのぶどうパンの概念を壊すほどのレーズンが詰まっている……! 面積的にもパンの生地が多いか、レーズンが多いのかわからない。しかもそれが “一番多いところ” でそうではなく、どこを切ってもレーズンぎっしりなのだ。

・味も最高

マーガリンをたっぷり塗って食べてみると、まだほのかに温かくしっとりとした生地とレーズンの相性が最高。じんわりと溶けだしたマーガリンの塩分が、レーズンの甘みを引き立てている。それにしても……パンを食べてるのか、レーズンを食べているのかわからなくなる程のテラ・レーズン! これはもはや「パンぶどう」の領域と言えよう……!!

行列は滅多に出来ていないが、ぶどうパン目当てならば午前中に訪れた方が無難だ。ぶどうパン以外にも、個人的には「ぼうしパン」などがオススメである。谷中散策に訪れたら、ぜひ立ち寄ってみてほしい。

・今回ご紹介した飲食店の詳細データ

店名 リバティ
住所 東京都台東区谷中3丁目2-10
時間 07:00~19:30
休日 不定休

Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.

▼張り紙。マジでこの言葉に偽りなし。
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▼しかも一斤385円(税抜)だ!
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▼焼き立てはホカホカすぎるので、ビニール袋の口を閉めないで渡してくれる。
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▼ズドーン! 繰り返すが一斤385円とは超リーズナブル!!
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▼超ぎっしりレーズンに味も最高! 谷中散策の際はぜひ立ち寄ってみてくれ!!
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