第6師団と東根市神町駐屯地の創立記念行事
▲東根市で行われている、
陸上自衛隊駐屯地記念祭の戦車体験搭乗の写真
- ・場所:山形県東根市の陸上自衛隊神町駐屯地
- ・開催日:毎年4月中旬頃、時間は8時~15時ぐらいまで開いている。
- ・東根市の名物・特産品:さくらんぼ、桃、ぶどう、ラ・フランス、りんご、地酒、菓子、漬物
- ・宿泊先:東根市格安宿泊旅館・ホテル
桜花爛漫の自衛隊イベント
山形県には東根市に自衛隊駐屯地がある。
普段は一般人は入れないだろうが、
桜が咲く春には第6師団と神町駐屯地の
創立記念行事として開放されます。
入口へ向うまでの約200mの道路脇には
ソメイヨシノの桜並木が咲き見事也。
このイベントでは本物の戦車や訓練の様子を間近で眺めれるのが特徴だ。
山形・宮城・福島を守る陸上自衛隊・第6師団
- そもそも陸上自衛隊の第6師団とは何なのか?と言うと、東北3県にあたる山形県・宮城県・
福島県を守る警備担当が任務の部隊です。第6師団は昭和37年に編成され今に至るようだ。
2009年では第6師団は47周年、神町駐屯地は53周年を迎えます。
山形県には神町駐屯地、宮城県には多賀城駐屯地と大和駐屯地、福島県には福島駐屯地と
郡山駐屯地がある。3つの県から記念祭に訪れるためか、会場は大変混みあう。
彼らは普段何をやっているのか?
自衛隊の仕事と言えば、監視をしたり災害が起きた場合には救助活動をしたり、
被災地には支援物資を輸送したりと警備や防衛・予防・安全管理が、彼らの任務である。
しかし、災害と言っても大規模なやつはほとんど起こらないのが現状だろう。
すると普段は一体何をやっているのか?と思うが、一言で話せば訓練をしています。
彼らは健康が資本でしょうから、救助活動に耐えれるトレーニングをしたり
法律や部隊教育を学び、災害が起きた場合には迅速に対応できるよう日々鍛えているそうだ。
自衛隊との接点を振り返る
昔、自衛隊の階級の高い方から、キャンプの時に食べる自衛隊のレトルト(カレー・牛丼・親子丼)
をダンボールにたくさん貰ったことがある。店で売られているやつとは違い、脂肪分は取り除かれ
味よりも軍に適した作りになっている。お湯を沸かし即食事を取れるような物しか食べないそうだ。
そして山やキャンプ場では、数ヶ月におよびトレーニングをすることもあるとか前に聞いた事がある。
毎朝5キロのマラソンから始まり、何かの祭りやイベントが行われると支援活動をしている。
山形花笠祭りに参加したり、音楽隊によるコンサートなどもたまに開いている。
肉体だけではなく正義感も鍛えているのか、自衛隊を辞めると警備会社に就職するケースも
多いのだとか。やはり自衛隊の方々は、性格が真面目でスリムな体型の方が多いですね。
自衛隊のイベント内容
▲精鋭部隊がヘリからロープで落下する時の写真
イベントは映画さながらの迫力!
この創立記念事業の凄さと言えば、やはりこの
迫力に尽きるだろう。弾は空砲だが音は
火縄銃を発砲したような爆音がし、ヘリコプターは飛んで
来るわ、バイクや戦車が次々と登場するわ、
火炎放射器でマジで焼きはらったりするのだ。
見せかけだけのショッパイ何かの企画イベント
とは訳が違い、あまりにもリアルすぎる。
そのイベント内容は以下の通りだ。
観閲式
- 午前10時より駐屯地の広いグラウンドで、創立記念事業の観閲式が行われた。
約1時間に渡り戦車やあらゆる乗り物が登場し、各部隊の説明を交え長いパレードが始まった。
格闘技訓練展示
- 格闘技訓練では、実践を想定した日々の訓練を披露してくれました。
顔には歌舞伎のようなペイントをした方も見られ、基本的な正拳突きからワン・ツーからのローキック。
後ろからチョークスリーパーで決められた場合に、一本背負いで投げる柔術の基本的な技など
今で言うK-1や総合格闘技(マーシャルアーツ)のような動きで、敵を仕留める内容でした。
また銃を持ち、相手に右や左から銃を取られそうになった場合の対処方法など
あらゆる動作に瞬時に対応できるよう訓練されていた。2対1で戦ってみたりと実に実践的也。
戦闘訓練展示
- 戦闘訓練ではグラウンドの端っこの方に、敵のアジトがあった場合を想定し攻め込む流れを
説明を交え詳しく見れました。実に利に叶った流れで、興味深く観察ができるものであった。
まず敵のアジトの発見には、小さなラジコンのヘリコプターを飛ばし、取り付けてあるカメラで
上空から様子を見ます。これにより無駄に兵の命を落とさず敵の居場所の情報収集ができる訳だ。
それでおよその位置が特定できると、次はライダー部隊が出動し、さらに現場の詳細を眺め
情報を本部へ送る、言わば忍者のような活動を行う部隊だ。『忍者乗り』という伏せて乗ったり
ウイリーやバイクを運転しながら、ライフルで射撃したりしてた。
無料で乗れる体験乗車
上記の方法で敵のアジトの詳細が分かると、今度はミサイルで遠距離射撃をしたり
火炎放射器で焼いてみたりと、総攻撃の様を見ることができた。
イベントは12時ぐらいまで行ってました。昼以降からは展示物の閲覧や、第6音楽隊の演奏、
よさこいの舞などが披露され、戦車や高機動車、WAPC体験乗車が15時まで可能でした。
戦車なんかはずいぶん人気で、あれは1時間以上並ばないと乗れないだろうな・・・
駐屯地の広場の展示物を観察
間近で見れる装甲車
体験搭乗戦車の他には何台か装甲車が
置かれ、記念写真を撮ったり近くで触れて
みて観察することができる。
地雷を撤去する車や、ガスや汚染地帯を
進める特殊なやつから、対空誘導弾が
発射できる小型のミサイルが装備されて
いるやつもある。やはり普段から見慣れて
いない物なので、楽しく拝見できた。
軍には色々ありますね~
上は無人のショベルカー。リモコンによる遠隔操作が可能で、屋根の部分にカメラが装備してあり
モニターで様子を確認できる仕様。宮城・岩手内陸地震でも実際使用したそうです。
主に塞がってしまった山道など、人が操作するには危険度が高い時は遠隔操作をする。
でも大抵の場合は遠隔操作せずに、人が中に乗車して作業するのがほとんどだそうです。
あとは海軍の船や、空軍の飛行機などの模型が飾ってあった。
昔、プラモデルでこういった物を購入して作ったもんだ。眺めていると童心に帰れますね~
ヘリコプターが近くに来ると、半径25mぐらいまで粉塵が舞い上がり風圧の強さに驚いたよ。
神町駐屯地の場所は、付近には山形空港があり国道13号線を挟んで近くにあります。
神町駅からは距離的には1km有るか無いかだろう。
しかし、イベントの時期になると車で渋滞し、わずか800mの距離を進むにしても40~60分近く
渋滞にハマるほど混雑します。途中の道から右折や左折するのが非常に大変なので、
国道13号線から直進のみで、駐屯地へ入れるルートで来た方が間違いなく良いと思った。
警備員の数もあまりにも少なすぎる・・・。また帰りも車が混雑し、国道13号線に抜けるだけで
25分近くかかることもあり、時間にかなり余裕が無いとキツイと思った。
ぶっちゃけ神町駅から歩いた方が早いだろう。駐車場は駐屯地の中の方に広々とあります。
陸上自衛隊駐屯地記念祭の関連リンク
・
陸上自衛隊第6師団-公式サイト
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