2012年にスタートしたニューヨークのコワーキングスペースAlleyNYCが、1600万ドルを調達した。このラウンドのリーダーはVandewater Capital Holdings、そしてEntrepreneur Mediaが参加した。
AlleyNYCを始めたJason SaltzmanとNsi Obotetukudoは、デスクがたくさんあるだけの部屋、ではないものを作りたいと思った。彼らが作りたいと思ったのは、単なるスペースではなくて、起業家たちがいつもいろんな情報を持ち寄れるコミュニティだ。
今Alleyのメンバーや約50社200名だ。今度の資金で同社は、Chelseaに4万平方フィートのスペースを確保する。今のMidtown Manhattanのスペースは、約16000平方フィートだ。
Saltzman曰く、“新たな資金の残りとChelseaのスペースで支えられるメンバーは、110社あまり600〜800名ぐらいになるだろう”。
Saltzmanはその拡張を’Alley 2.0’と呼ぶ。2.0に新たに加わる予定のサービスは、コンシエルジュサービス、会計経理、法務、バックエンドの設計、それに健康保険だ。
そのコミュニティは、AlleyNYCにいる会社や働く人たちの枠を超え、同社のニューズレターを文字通りの媒体(メディア)として、30万近くの人びとにまで広がっている。また、年間を通じて、いろんなイベントを開催してコミュニティを広げている。
“会社を興すとなると、面倒な雑務がやたら多くなるけど、うちを利用すれば自分の技術とプロダクトだけに集中すればよい。うちはほかのコワーキングスペースのようにデスクとコーヒーマシンを提供するだけではなくて、会社に必要な裏方的な事務を全部やってあげる”、とSaltzmanはメリットを力説する。
AlleyNYCのようなサービスは、WeWorkなどほかにもある。後者はトータルで3億6200万ドルを調達している。
AlleyNYCについて詳しく知りたい方は、ここへ。
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