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 共産党の志位和夫委員長が17日の衆院本会議での代表質問で、過激派組織「イスラム国」による邦人人質事件などについて質問した際、「さすがテロ政党」とのヤジが飛んだ。同党の穀田恵二国会対策委員長は18日の記者会見で「いわれなき中傷で、言論の府である国会の品位に関わる問題だ」と述べ、発言者と所属政党による謝罪を求めた。

 発言者は特定されていない。穀田氏は共産、民主両党議員の証言から、自民党の議席の方向から発せられた可能性があるとの見方を示した。

 共産党は林幹雄衆院議院運営委員長に事実の究明を要求。自民党の佐藤勉国会対策委員長は「本当に自民側の席から言ったのかも含めて、議運で整理することになっている」と記者団に述べた。

 ヤジは、志位氏が「(安倍晋三)首相が『テロに屈する』の一言で冷静な検証を拒否する態度をとっている」などと質問した後に、飛んだ。