内縁女性殺害で無罪=「自殺の可能性」―京都地裁
時事通信 2月20日(金)18時18分配信
内縁関係にあった女性を殺害したとして、殺人罪に問われた久松正明被告(64)の裁判員裁判の判決が20日、京都地裁であった。後藤真知子裁判長は「自殺の可能性を排除できない」と述べ、無罪(求刑懲役7年)を言い渡した。
久松被告は2012年11月、車の中で内縁関係の女性=当時(47)=の首をタオルで絞め、窒息死させたとして13年6月に起訴された。
後藤裁判長は、女性が助手席のヘッドレストにタオルを結び、自分で前かがみになって自殺した可能性を否定できないと指摘。被告に殺害の動機は乏しく、女性が自殺をほのめかす言動をしていたことなどから、「被告が殺害したとするには合理的な疑いが残る」と結論付けた。
最終更新:2月20日(金)19時9分
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