京都・京丹後市、米軍基地新設で初交付金　約１２億円を予算計上

　京都府京丹後市は、２０１５年度一般会計当初予算案で初めて米軍基地再編交付金７億５５００万円を計上した。防衛施設周辺対策費６７００万円を含む計１１億９１００万円を組み、防犯灯の新設や基地対策支援員配置など２５の事業を実施する。

　米軍基地再編交付金の対象事業は１１億１００万円で２２事業、防衛施設周辺対策事業は８９００万円で３事業。このうち同交付金の内訳は１億６千万円を同交付金基金から取り崩し、５億９４００万円の新たな交付を見込む。いずれも不足分は一般財源や市債で補う。

　主な事業は、基地に隣接する袖志や尾和区での農道改修整備事業３２００万円、宇川地区配水管敷設替事業６千万円、同地区農業施設改修事業３８００万円のほか、市内小中学校空調設備など義務教育施設環境整備事業３億１６００万円、同市峰山町の峰山途中ケ丘公園駐車場整備事業４２００万円、高齢者インフルエンザと肺炎球菌ワクチン各予防接種事業１億５００万円、竹野川沿い国道４８２号での花いっぱいのまちづくり推進事業２千万円など。