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 日本マクドナルドホールディングスは20日、原田泳幸(えいこう)会長(66)が3月25日の任期満了で退任する人事を発表した。会長兼社長を務める教育事業大手ベネッセホールディングスの立て直しに集中する。

 原田氏は兼務していたマクドナルドHD社長を2014年3月に退き、会長として後任社長のサラ・カサノバ氏(49)に助言してきた。

 だが、同社は昨年7月に、仕入れ先だった中国の工場で使用期限切れ鶏肉の利用が発覚。異物混入が相次いで表面化した今年1月の既存店売上高は前年より4割減った。昨年、11年ぶりに純損失を出した経営の再建は、カサノバ氏に託すことになる。