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日産元社員 営業秘密持ち出した疑いで逮捕2月14日 15時59分
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日産自動車の元社員の男が、会社の営業秘密に当たるモーターショーの情報などを不正に持ち出していたとして、不正競争防止法違反の疑いで逮捕されました。
元社員は容疑を否認しているということです。
逮捕されたのは、日産自動車の元社員で神奈川県茅ヶ崎市の柴山哲也容疑者(52)です。
警察の調べによりますと、柴山元社員はおととし12月から去年2月までの間、会社のサーバーにアクセスして営業秘密に当たるモーターショーの予算や演出方法などの情報をハードディスクなどにコピーして持ち出したとして、不正競争防止法違反の疑いが持たれています。
調べに対して柴山元社員は「情報は持ち出したが、会社に損害を与えたり不正な利益を得たりするつもりはなかった」などと供述し、容疑を否認しているということです。
警察によりますと、柴山元社員は去年4月に日産を退職していますが、社内調査で営業秘密を持ち出していた疑いがあることが分かり、会社側が警察に告訴していました。
柴山元社員は、ほかにもおよそ1万8000件の営業秘密にアクセスしていて、退職後は中国の自動車メーカーに勤務していることから、警察は詳しい動機やいきさつを調べています。
日産では、去年5月にも別の元社員が不正に入手した車の販売計画などの営業秘密を転職先の自動車メーカーに持ち込んだとして逮捕され、在宅起訴されています。