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手術使用のドリル 刃の先端が頭の中に残る
2月20日 23時43分

去年、兵庫県加古川市の県立加古川医療センターで、女性患者が頭の手術を受けた際に手術に使われていたドリルが折れ、刃の先端が頭の中に残ったままになっていたことが分かり、病院はミスを認めて謝罪しました。

兵庫県病院局によりますと、去年9月、県立加古川医療センターの脳神経外科で、神戸市に住む60代の女性がくも膜下出血の手術を受けた際に、頭蓋骨を切るためにドリルが使われましたが、その際、ドリルの刃の先端が折れて頭の中に残ったままになっていたということです。
2か月後に検査を行った際に直径1.1ミリ、長さが5ミリほどの刃の先端が後頭部に残っていることが分かり、病院は女性に謝罪したうえで再手術を行って取り除いたということです。
今のところ女性の容体に異変はないということです。
県病院局によりますと、こうした手術では通常太い刃を使いますが、今回は医師らが事前の確認を怠り、細い刃を使用した結果、刃が折れたとみられ、手術後に刃の破損の有無も確認していなかったということです。
県病院局は「このような事案が発生し大変申し訳ない。ドリルを使った際には刃が破損していないかを必ずチェックするなどの再発防止策を徹底する」と話しています。

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