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2009-10-18

GIMPをインストールしたら追加するスクリプト、グラデーションなど、まとめメモ

GIMPを使ってみたくなったので、インストールから定番ぽいスクリプト、グラデーションなどを入れる所まで、色々調べてみました。

インストール

2009-08-14にリリースされた、GIMP 2.6.7 を入れました。

Python-fuも使いたかったので、事前に下記を別途インストールします。*1((各ソフトのバージョンは、自分が入れた時点での最新です。))

  1. Welcome to Python.org
    1. python-2.6.2.msi
  2. The GTK+ Project
    1. gtk+-bundle_2.16.6-20090911_win32.zip*2
  3. PyGTK
    1. pygtk-2.12.1-3.win32-py2.6.exe
    2. pycairo-1.4.12-2.win32-py2.6.exe
    3. pygobject-2.14.2-2.win32-py2.6.exe

GIMPのインストール中に「Select Components」で「GIMP Python extention」にチェックを入れてインストールすると、Python-fuが有効になります。

うまくいった場合は、メニューバー → フィルタ → Python-fu が追加されています。

もし、そこにPython-fuがない場合は、上記の各ソフトウェアがうまく入ってないかもしれません。

実は、最初勘違いをしていて、PyCairoとPygObjectを入れてなかったんですが、GIMPインストール後にそれらを入れたら、ちゃんと認識してPython-fuが使えるようになりました。

スクリプト

Layer Effects | GIMP Plugin Registry

ドロップシャドウやインナー/アウターグローなど、割と基本的なフィルターのセットです。

あると便利というより、基本的すぎてないと始まらないくらいのスクリプトです。

ちなみにScript-fuなのでSchemeです。


インストールすると、メニューバー → レイヤー → Layer Effects が追加されます。

Drop Shadow

Inner Shadow

Outer Glow

Inner Glow

Bevel and Emboss

Satin

Color Overlay

Gradient Overlay

Pattern Overlay

Stroke

Layer Effects | GIMP Plugin Registry
GIMP FX Foundry

117個のスクリプトからなるオールインワンなパッケージです。

ちょっと公式に情報が少なく、どんな効果があるのかがよく分かりません。

折を見て試してみて、使えるフィルタを見つけていきたいところ。


一応ドキュメントがありますが、プログラム系のリファレンスのような様相で、正直あまり役に立ちそう似ないです。

FX-Foundry documendation index


インストールすると、メニューバー → FX-Foundry と メニューバー → フィルタ → FX-Foundry が追加されます。

グラデーション

130 Ultimate Web 2.0 Gradients for Gimp | Gimp-tutorials.net - Gimp , tutorials , brushes , downloads, forum.

web2.0 という言葉が出始めた頃から、デザインにもなんとなくweb2.0ぽい流れがありました。

一言で言うと、それっぽいグラデーション集です。

名前のとおり130種類のグラデーションのセット。

GIMPデフォルトのグラデーションは、あまりパッとしたものが無いので、とりあえず入れておくと使えそう。

元はUltimate Web 2.0 Layer Styles | DezinerfolioのPhotoshop用グラデーションを、誰かがGIMP用に作り直した物みたいです。

f:id:kanonji:20091027174258p:image

なお、GIMPではグラデーションやパターンをグループで管理できません。

130個も追加すると、デフォルトのグラデーションや、他のところから入手したグラデーションと混ざってしまいます。

グラデーションファイルの中身はテキストデータで、そこでグラデーション名を変更できます。

ちょっと面倒ですが、130個全部にUltimate という接頭語を付けて対応しました。

接頭語を付ければ、この画像の様にきれいに並んで表示されます。

接頭語を付けた「130 Ultimate Web 2.0 Gradients for Gimp」を再配布します。 - kanonjiの日記 で、接頭語を付けたものを配布しました。

ブラシ

特に定番的なものは見当たらないというか、GIMP 2.4 以上ならPhotoshop形式*3のブラシもそのまま使用できます。

GIMP・Photoshop用ブラシを集めたサイトは沢山あるので、そこから随時いいのを探して使います。


お勧めというわけじゃないですが、ちょうど最近ブラシを探したサイトをいくつか紹介します。

  1. PS Brushes.net - Photoshop Brushes, Your Number one source for Photoshop Brushes
  2. Free Photoshop Brushes at Brusheezy!
  3. Brushes | Gimp-tutorials.net - Gimp , tutorials , brushes , downloads, forum.
  4. Colorburned | Brushes

パターン

パターンも、特に入れておきたいなと思うようなセットは見つかりませんでした。

シンプルな斜線やストライプ/ボーダーなんかのセットがあると、良さそうですが。


なお、Photoshop用のパターンは、ブラシ同様に配布サイトがあったりしますが、残念ながらGIMPには使えません。*4

でも、Windows限定ですが、プラグインとScript-fuを駆使して、なんとか使う方法はあるみたいです。

http://eglantyne2.mydns.jp/jm2/index.php/gimp/gimp/364-photoshopgimppattern.html


Photoshop用パターンをGIMPで使う方法を試してみた。MacOS GIMPでも出来そうだけど・・・ - kanonjiの日記

上記で紹介されている、Photoshop用パターンをGIMPで使う方法を試してみました。

実はWindows限定ではなく、Linuxでも可能みたいです。

たぶんMacOSでも出来ると思うんですが、まだ出来ていません。

*1:MacOS Leopardの場合、特に何もしなくてもPython-fuが使えます

*2:次の工程でGIMPを入れてみたところ、どうもgtk+は組み込まれている様なので、不要かも知れません。

*3:.arb

*4:拡張子は.patで同じなんですけどね。

am/s//am/s// 2011/01/01 14:19 あけましておめでとうございます。

ところで、”130 Ultimate Web 2.0 Gradients for Gimp”の記事について質問があります。このグラデーションはとても素晴らしいと思うのですが、いくら調べてもライセンスについて何も記載がありません。商用利用可能かどうか教えて頂けませんか?

kanonjikanonji 2011/01/02 11:41 コメントどうもです。
日本でもそうかもしれませんが、いい素材が多い海外だと、素材を公開してるとこによってライセンスがばらばらで悩みますね。
ちゃんとライセンスという項目があって、Creative Commons や Public Domain など、一言で分かるライセンスが指定されてると分かりやすくていいんですが、文中に曖昧な言葉で説明されてるのとか、面倒だったのか何も書いて無い場合は困ります。ダウンロードして解凍してみたらReadmeに書いてあるという事もありますが、そこにも無いこともあります。

一時期はどうなんだろうと割と悩んでましたが、最近はあまり気にしないようにしています。基本的に使ってもらう意図で公開されてるはずなので、何も書いて無いなら使って良いんじゃないかなと思ってます。ライセンスの有無を探して、素材を公開してる記事の文章を読んだ上で使ってもらうために公開してるっぽい雰囲気だったらですけど。
例えば、ライセンスについて何も書いて無いものでも、記事のタイトルが「Free 10 foo Photoshop brushes」とかだったり、文章で「Feel free to use ...」などと書かれていたり、記事のコメントで何人かが自由に使ってるようなコメントを残していたり、そんなところから探ってます。
なので、最終的には自己判断になっちゃうと思います。

一応「130 Ultimate Web 2.0 Gradients for Gimp」に関しては、リンク先 (http://gimp-tutorials.net/130-UltimateWeb20-Gradients-for-Gimp) にもあるとおり SGlider12さん ( http://sglider12.blogspot.com/2007/12/130-web-20-gradients-for-gimp.html )が re-create/convert したものです。
その大元は、Dezinerfolio.com の公開しているPhotoshop用の「Ultimate Web 2.0 Layer Styles」 ( http://www.dezinerfolio.com/2007/05/06/ultimate-web-20-layer-styles )です。
この記事にはライセンスは明示されて無いし、ダウンロードしてもReadmeはおろかテキストファイルは一切入ってませんでしたが記事にこう書いてあります。

Feel free to use these cool set of Layer Styles anywhere but please don’t forget to share this link too…

商用利用が可能かどうかは、この文章その他からどう受け取るかなんじゃないかなと思います。

ちなみに、私は自由に使っていいものだと思ったので、ちょっと改変したものを再配布していたりします。( http://d.hatena.ne.jp/kanonji/20100830/1283143556/ )
記事の最後に触れていますが、使うだけじゃなく改変と再配布なので、一応やっていいかどうかは尋ねましたけど。そのコメントも、相手側のリニューアルか何かで消えてしまったようですが・・・
ただ、元が曖昧だったので、特にライセンス的なものは追加したりせず改変元へのリンクを置く事で、曖昧なままにはしてますけども。

長いばっかりで明確な答えじゃなくてすいません。元が曖昧なものなので、私はこう考えてますというのを書かせてもらいました。何か参考になるところがあればいいんですが。

am/s//am/s// 2011/01/02 22:44 お答えいただきありがとうございます。とても参考になりました。

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