超法規的措置で釈放された男。
37年ぶりの日本で逮捕されました。
日本赤軍によるハイジャック事件で人質と交換に釈放。
その後、国際手配を受けていました。
広島市の安佐南区です。
半年前の土砂災害で、広島市では74人が犠牲になりました。
今も消えない心の傷。
地域の人たちなどが、灯籠に明かりをともし、祈りをささげています。
こんばんは、ニュース7です。
安全保障法制の整備に向けた与党協議が開かれました。
政府は、自衛隊による外国軍隊への後方支援について、周辺事態法の改正にあたっては、周辺事態という概念を用いないなどとした、法整備の骨格案を説明しました。
これに対し、公明党からは、法律の性格が変わるといった意見が出され、来週も引き続き、議論することになりました。
この法整備の骨格案は、大きく分けて2つあります。
国際社会の平和と安定のために行う支援は、恒久的な法律・恒久法を新法として制定するとしています。
日本の平和と安全を確保するための支援は、周辺事態法を改正して対応するとしています。
まず、恒久法についてです。
これまでは特別措置法を作って対応してきましたが、かつて、インド洋での給油活動が、与野党の対立で中断に追い込まれた例があることなどを踏まえて、今回、特別措置法の新たな制定や、延長が必要なく、国会が閉会中でも迅速に対応できる、恒久法を制定したいとしています。
今回の恒久法では、後方支援の対象として、国連決議に基づいて活動する多国籍軍だけでなく、自衛権に基づいて、テロの脅威を取り除く活動をする外国軍隊なども含めるとしています。
与党協議で自民党からは、今の安全保障環境を踏まえ、そのつど、特別措置法で対応するのではなく、迅速に対応できるようにすべきだなどとして、政府案に賛同する意見が出されました。
一方、公明党からは、外国軍隊の活動内容が、武力行使目的の場合や、そうでない場合など、多岐にわたるにもかかわらず、1つの法律で対応できるのかといった懸念が出されました。
また、このあと開かれた公明党の委員会では、特別措置法を作って対応してきた従来のやり方でも、自衛隊を迅速に派遣しており、支障はなかったとして、必要性を十分に説明すべきだという指摘が出されました。
続いて、周辺事態法の改正です。
まず、今の周辺事態法は、日本周辺で、日本の平和と安全に重要な影響を与える、周辺事態の際の自衛隊によるアメリカ軍への後方支援の在り方などを定めた法律です。
今回の改正にあたって政府は、日本の平和と安全に重要な影響を与える事態が、この日本周辺で起こるとは限らないとしています。
政府の骨格案では、自衛隊による外国軍隊への後方支援にも、地理的な制約がないことを明確にしたいとして、周辺事態という概念を用いないとし、支援の対象を、アメリカ以外の国の軍隊にも広げるとしています。
与党協議で公明党からは、周辺事態という概念をなくせば、法律の性格が変わるので、法の趣旨を改めて明確にすべきだといった意見が出され、来週も引き続き、議論することになりました。
さらに公明党の委員会では、出席者から、周辺事態という概念がなくなれば、地理的な制約がなくなり、自衛隊の活動が拡大しすぎるおそれがあるという意見や、これまでの政府見解と整合性がないという指摘など、懸念する声が相次ぎました。
一方、野党からは。
次です。
人命は地球よりも重い。
このことばと共に記憶されている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
38年前、日航機が日本赤軍によってハイジャックされた、いわゆるダッカ事件。
この事件で、人質の解放と引き換えに釈放された日本赤軍のメンバー、城崎勉容疑者が、アメリカから送還されました。
警視庁は、ジャカルタの日本大使館に金属弾が撃ち込まれた事件に関与した疑いで逮捕し、これまでの行動など、捜査を進める方針です。
日本赤軍のメンバー、城崎勉容疑者を乗せた航空機が、成田空港に到着しました。
青いジャンパーを着て歩く、城崎勉容疑者。
成田空港に到着したあと、逮捕されました。
1986年に、ジャカルタの日本大使館に金属弾が撃ち込まれた事件に関わったとして、大使館関係者への殺人未遂などの疑いが持たれています。
日本赤軍は、1971年に、当時の過激派、赤軍派の幹部だった、重信房子受刑者らが結成。
数々の国際テロ事件を引き起こしました。
赤軍派に加わっていた城崎容疑者は1971年、国内の銀行から現金を奪ったとして逮捕され、服役していました。
服役中に起きたのが、日本赤軍が日本航空の旅客機をハイジャックしたダッカ事件です。
乗客を人質に取って、仲間の釈放を要求しました。
当時の福田赳夫総理大臣は、人命は地球よりも重いと判断。
城崎容疑者ら6人を、超法規的措置で釈放しました。
日本赤軍に合流した城崎容疑者。
その後の捜査で、ジャカルタの日本大使館に金属弾が撃ち込まれた事件に関与した疑いが浮上しました。
国際手配されましたが、事件と同じ日に、アメリカ大使館にも、金属弾を撃ち込んだ疑いで、1996年に身柄を拘束され、アメリカで服役していました。
そして刑期を終えた城崎容疑者は、きょう、日本に送還されました。
ダッカ事件で釈放されたほかの容疑者など、日本赤軍のメンバー7人は、ハイジャック事件や、大使館を占拠する事件などを引き起こしたとして、今も国際手配されています。
ダッカ事件の対応に当たった、山田英雄元警察庁長官は。
その上で、日本人自身がテロに巻き込まれるリスクを減らすため、意識を変えていくことも重要だとしています。
釈放から37年余り。
逮捕された城崎容疑者。
警視庁は、日本赤軍の実態について、捜査を進める方針です。
最悪の場合、61万棟の建物が全壊・焼失し、死者2万3000人に達すると想定される首都直下地震。
発生直後から懸念されているのが、こちらです。
人命救助や物資の輸送を妨げる深刻な交通渋滞。
さらに、家に帰れない、いわゆる帰宅困難者のうち、旅行者など、行き場のない人は最大で92万人に上ると推計されています。
こうした事態に備えた新たな計画と指針がまとまりました。
東日本大震災の発生直後の東京都内です。
自宅や職場に戻ろうとする大量の車で、渋滞が発生。
救急車がなかなか到着できない事態となりました。
首都直下地震では、道路を塞ぐがれきや、放置された車などで、さらに激しい渋滞が予想されています。
国や東京都は、民間業者の協力も求めて、がれきや放置車両を撤去する方針です。
しかし、国と協定を結んでいる業者で、がれきや車の撤去に必要な特殊な車両や人材をともに確保できるのは、都心の半径8キロ圏内に1つしかありません。
多くの業者は、都心から半径15キロより外側にいるため、地震のあと、都心ではなかなか撤去作業を始められないおそれがあります。
そこで国や東京都がまとめた初めての計画が、八方向作戦。
周辺地域から都心に向けて、道路を通行可能にしていきます。
8つの方向ごとに、道路の被害状況を確認。
主要な高速道路や国道などで、優先的に作業に取りかかります。
48時間以内には、最低でも各方向で、上下1車線のルートを確保することにしています。
ただ、課題もあります。
この業者も国と去年、協定は結んだものの。
どこで、どのような態勢で活動するかといった、具体的な内容を詰めるのはこれからです。
帰宅困難者への支援も課題です。
4年前、都内の駅などは、自宅に帰れない人たちであふれ返りました。
首都直下地震では、都内の帰宅困難者のうち、職場や学校にとどまれない旅行客や買い物客などは、最大92万人に上ると推計されています。
しかし、東京都によりますと、一時的に人々を受け入れる民間事業者などの施設は、現在およそ19万人分と、2割程度にとどまり、確保は進んでいません。
背景には、事故が起きた場合に責任を問われることへの民間事業者の懸念があるといいます。
このため内閣府などは、ガイドラインを見直しました。
事故が起きた場合のトラブルを回避するため、施設側は、重大な過失がないかぎり、責任を負わないといった注意事項を、利用者に提示する方法などを示しています。
ただ、民間の協力を得るには、制度や法的な担保が必要だという声もあり、今後も議論が続けられます。
去年の8月20日、広島市で土砂災害が起き、74人が亡くなりました。
土砂災害としては、平成に入ってから最も多い犠牲者の数でした。
きょうで半年になりますが、被災者の苦しみは続いています。
精神的なダメージや、住宅再建の問題が重くのしかかっています。
山肌に幾筋も残る土砂災害の跡。
土台が崩れたままの家もあります。
土砂が取り除かれ、整地された場所もありますが。
そのすぐ近くにある県営緑丘住宅。
住民は避難生活を続けています。
その一人、河野邦子さんです。
夫と共に市が用意した公営住宅で暮らしていますが、幻聴に悩まされています。
土砂災害が起きた日に聞いた、砂の流れるような音だといいます。
NHKがアンケートしたところ、この半年間で、困ったこととして最も多い答えが、精神的なダメージからの回復でした。
多くの人が、心と体の不調に苦しみ、生活再建の難しさに直面しています。
古前慶典さんです。
安佐北区可部東地区にある自宅が壊れました。
土砂災害の5か月前に建てたばかりでした。
誰かに貸すか売却して、別の場所に移ることも検討しましたが、断念せざるをえませんでした。
今は妻の実家に住んでいる古前さん。
壊れた自宅に戻ることを決めました。
しかし、不安は残ります。
住宅のローン2600万円は、ほぼ残っています。
さらに家を直すのには、1階部分だけで、少なくとも650万円かかります。
家財なども合わせると、費用は1000万円を超えます。
広島市や広島県は、生活再建の支援に全力で取り組むとしていますが、どれだけ早く対策を打ち出せるか、課題は残されたままです。
多額の債務を抱えるギリシャへの金融支援を協議するため、ユーロ圏の財務相会議が、日本時間の今夜始まります。
ギリシャ政府が要請した金融支援の6か月間の延長に、ドイツなどユーロ圏各国が応じるのかどうか、大詰めの協議が行われます。
ギリシャ政府がEU・ヨーロッパ連合に要請した、今月末で期限を迎える金融支援の6か月間の延長。
要請に応じるのか。
通貨ユーロを導入する19か国の財務相は、日本時間今夜11時から、ベルギーのブリュッセルで臨時の会議を開きます。
会議を前に、ギリシャの市民は。
6年前、巨額の財政赤字が明らかになり、ヨーロッパの信用不安のきっかけとなったギリシャ。
EUなどはこのギリシャに対し、日本円でおよそ32兆円の金融支援を行ってきました。
この支払いは数か月置きに行われまして、今月末に終了することになっています。
この金融支援に当たり、EUなどが求めたのは、財政再建のための緊縮策の実施でした。
ところが、これに異を唱えたのが、先月就任したチプラス首相。
緊縮策が経済の回復を妨げていると主張しているんです。
ギリシャ政府は、この緊縮策の見直しを前提にした、新たな支援の枠組みをEU側に求めています。
しかし、支援を続けるためには、この緊縮策の維持が必要だとするユーロ圏各国との間で折り合いがつかず、これまでの会合では物別れに終わっていました。
今回の会議で、ギリシャは、支援の延長を求める一方で、緊縮策を見直し、債務の負担を軽減する、新たな支援の枠組みを提案するものと見られます。
会議で合意できず、支援打ち切りとなれば、ギリシャの資金繰りが来月にも行き詰まるおそれが指摘されているほか、ギリシャが債務不履行に陥る事態となれば、金融市場に混乱が広がる懸念もあります。
支援延長の要請に、各国が応じるのかどうか、大詰めの協議はまもなくです。
安倍総理大臣は、衆議院予算委員会の基本的質疑で、働いた時間ではなく、成果で報酬を決める新たな労働制度について、高度な専門職に限るなど、厳格な要件を定めているとしたうえで、健康を保ちながら、創造性を発揮できる労働環境を整えるものだとして、理解を求めました。
きょう午後の審議です。
またアメリカ軍普天間基地の移設計画に反対している、沖縄県の翁長知事が当選したあと、沖縄振興予算が減額されたという指摘に対し、安倍総理大臣は。
これに関連して菅官房長官は、翁長知事との面会について、私たちは会うことは全くやぶさかではない。
同時に沖縄県以外でも、安倍総理大臣は半分以上の知事と会っていない。
当然、事前に申し入れがあって、例えば、予算委員会や本会議などとの調整が可能であれば、考えていくと述べました。
ニュースを続けます。
3年前、京都府南山城村で、内縁関係にあった女性の首を絞めて殺害した罪に問われた男性に、京都地方裁判所は、自殺をほのめかしていた女性が、男性に殺害されたとするには、合理的な疑いが残るとして、無罪を言い渡しました。
無罪判決を受けた久松正明さんは弁護士を通じて、今は一日も早く無罪が確定し、ふだんの穏やかな生活を取り戻すとともに、家内をゆっくり弔ってやりたいと思っていますという談話を出しました。
一方、京都地方検察庁の永村俊朗次席検事は、判決内容を精査し、上級庁とも協議のうえ、適切に対応したいとしています。
オウム真理教の元信者、高橋克也被告。
地下鉄サリン事件で、実行役を駅まで車で送り迎えしたとして、殺人などの罪に問われています。
きょう、高橋被告の裁判で、教団元幹部の井上嘉浩死刑囚が、事件の前日、高橋被告に、教団の別のグループがサリンをまく。
運転手役をするようにと伝えたという内容を証言しました。
高橋被告は裁判で、サリンをまくとは知らなかったと、無罪を主張していて、真っ向から対立する内容となりました。
慢性的な経営不振に苦しんでいる、老舗の和食器販売会社、たち吉。
東京の投資ファンド、ニューホライズンキャピタルが、10億円余りを投じて、経営の立て直しに乗り出すことが明らかになりました。
たち吉は、業界最大手の企業として、全国各地の窯元に、自社ブランドの和食器の製作を依頼してきたことから、経営が立ち行かなくなれば、業界全体に幅広い影響が及ぶことになる懸念があるだけに、ファンドの支援で、老舗企業が再建を果たせるか注目されます。
気象情報は寺川さんです。
こんばんは。
冷たい雪の中から、春の訪れを告げています。
見頃を迎えているのは、福寿草です。
穏やかな日の光をいっぱいに浴びて、花を咲かせています。
たくさん咲いているんですね。
少しずつ日ざしも暖かくなっているように感じるんですけれども、あす、あさっての天気、どうでしょうか?
あすの日中まではこの穏やかな晴れ、続く見通しです。
ですが日曜日になりますと、低気圧が進んできます。
この影響で、全国的に日曜は雨となって、そして南風も強まりそうです。
この雨が降りだすのはいつごろでしょうか。
あすの夜には、九州に雨雲がかかってきます。
日曜日の朝にかけて、西日本や、そして関東付近に雨雲がかかる予想です。
日中もこの雨雲の動きは遅く、夜にかけて、西日本から北日本、広く雨が続く見通しです。
また日曜は気温が高く、標高の高い所でも雨が予想されていますので、雪崩などには十分な注意をしてください。
では、あすの全国の天気です。
日中まではおおむね晴れますが、九州、早い所では、夕方から雨となりそうです。
3時間ごとの天気です。
未来のスターを夢みて。
2015/02/20(金) 19:00〜19:30
NHK総合1・神戸
NHKニュース7[二][字]
▽どうする“後方支援”自民・公明両党が協議 【キャスター】武田真一,【サブキャスター】松村正代,【気象キャスター】寺川奈津美
詳細情報
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【キャスター】武田真一,【サブキャスター】松村正代,【気象キャスター】寺川奈津美
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