おはようございます。
7時になりました。
過激派組織IS・イスラミックステートが、後藤健二さんと湯川遥菜さんの2人の日本人を拘束したとする映像を公開してから1か月になりますが、世界ではISなど過激派の脅威は続いています。
世界各地で相次いでいるテロ事件。
中には、過激な思想に染まった若者によると見られる犯行もあります。
ISなどの過激な思想に対抗するには、どうすればいいのかなどを話し合う国際会議が、ワシントンで開かれています。
日本を含む60か国以上の閣僚級が出席した国際会議。
過激派組織ISの壊滅に向けて、アメリカのオバマ大統領が各国に結束を呼びかけました。
日本からは中山外務副大臣が出席。
日本の取り組みとして、中東アフリカ地域のテロ対処能力を向上させるための支援や、ASEAN・東南アジア諸国連合の過激派対策に、資金協力を行うことなどを表明しました。
会議では、若者らがISなどの過激な思想に染まり、テロを計画するのをどう食い止めるかが、大きなテーマになりました。
ISの脅威は、中東だけでなく、北アフリカにも広がっています。
北アフリカのリビアでは、一部の都市で、ISの戦闘員が車列を組み、軍事行進を行うなど、活動が活発化。
またイラクでは、西部アンバール県で、アメリカ軍がイラク軍を訓練している基地の近くの町を、先週、ほぼ制圧し、攻勢を強めています。
そのISの過激思想に対抗しようと、ヨーロッパでは独自の対策が始まっています。
フランスでは、政府がウェブサイト上に動画を掲載。
ISは、われわれと一緒にシリアの子どもたちを助けに来いというだろう。
実際には、君は民間人の虐殺に加担することになる。
ISの誘い文句にだまされないよう呼びかけています。
またドイツでは、NGOが、移民の若者らが社会から孤立しないよう、移民のアイデンティティーや差別体験などを話す討論会などを企画しています。
さらに、今月テロ事件が起きたデンマークでは、政府がテロ対策の強化策を発表。
警察や情報機関の人員や装備などを増強するとともに、刑務所などで過激な思想を持った一部の受刑者を、分離して収容する対策も導入するとしています。
会議が行われているワシントンには、広内記者がいます。
広内さん、この会議では、ISへの対策について、どのような成果が期待されているんでしょうか。
会議はこのあと日本時間の午前8時過ぎに閉幕し、共同声明を発表する予定です。
共同声明では、若者らが、過激な思想に染まり、ISなどに戦闘員として加わったり、テロを計画したりするのを、食い止めるための包括的な対策が盛り込まれる見通しです。
そして、各国が情報共有などを含め、連携を強化し、ISの壊滅に向け、結束して対処していく方針を打ち出すことにしています。
ただ、ソーシャルメディアなどを通じて拡散する過激な思想を、根絶するのは容易ではありません。
オバマ大統領自身、ISなどによる脅威は複雑化しており、取り除くには時間がかかるとして、対策の難しさを認めています。
重要なのは、空爆など軍事的な対応だけでなく、国境管理の強化といった取締りのほか、若者が疎外感を抱かないよう、地域ぐるみで見守るといった地道な取り組みです。
ISに加わろうとする外国人が後を絶たない中、過激な思想の温床になりかねない貧困や偏見の解消に向けて、各国による粘り強い対策が求められています。
ここまで、国際的な取り組みについて見てきましたが、ISは、今後も日本をテロの標的にすると主張しています。
スタジオには社会部・警察庁担当の市川記者です。
市川さん、日本のテロ対策は、どこまで強化されているんでしょうか?
警察庁は日本人殺害事件を受けて、新たな対策に取り組む国際テロ対策推進本部を立ち上げています。
こうした本部は、アメリカ同時多発テロ以来の異例のことで、具体的にテロに関する情報は、今のところありませんが、警察庁幹部のテロに対する強い危機感を感じます。
というのは、これまで日本の警察が、テロ対策の対象にしてきた団体などと違って、ISは、主要メンバーが誰なのかなど、その実態が非常に見えにくい組織だということがあるんです。
さらに、来年にはサミット・主要国首脳会議があり、2020年には、東京オリンピックがあります。
テロの標的になりかねないとして、対策を急ぐことにしています。
これまでと勝手が違うということですね。
では具体的には、どの点に力を入れていくんでしょうか?
現在、進めているテロ対策は大きく3つあります。
1つは、日本人がテロに巻き込まれないように、シリアなどに渡航しようとする動きがないか、情報収集を強化することです。
そして2つ目は、海外からテロリストが入国することを阻止するという、いわゆる水際対策です。
入国管理局などと連携して、立ち入らせないよう対策を強めています。
先ほども伝えましたように、ISはメンバー構成などが詳しく分かっていないんです。
その中で、どのように対策を進めるのか、課題があると感じます。
そして3つ目は、総理大臣官邸や外務省などの重要施設や、大勢の人が集まるイベント会場などの警備を徹底することです。
ただこうしたイベント会場などでは、民間の協力をどれだけ得られるのか、コストの面も含めて、課題はあると思います。
また、後ほど聞きます。
国際会議では、社会に不満を持つ若者がISの戦闘員として加わっているとされ、こうした若者を生み出さないためにどう対処するのか、議論が交わされました。
日本でも去年、北海道大学の学生が、ISに加わるためにシリアに渡航しようとして、警視庁の捜索を受けています。
去年10月、ISに加わるためにシリアに渡航しようとした北海道大学の学生。
警察に旅券を押収され、出国を止められました。
卒業後の人生が思い描けず、就職活動にも疑問を感じているときに、ISが製作したビデオを見ました。
しかし、日本人殺害事件を受けて、現実を冷静に受け止め、考えが変わったといいます。
若者がISに加わるのを防ぐには、どうすればいいのか。
専門家は、こう指摘しています。
北海道大学の学生は、警察に旅券を押収され、出国を止められましたが、ほかにもこうした動き、あるんでしょうか?
今もインターネット上には、ISの関係者と名乗る人物と連絡を取り合っていると見られる書き込みや、シリアに行きたいという書き込みもいくつか見られます。
しかし、その多くは名前を名乗らずに書き込んでいて、一体誰なのか、確認が非常に難しいという状況があります。
さらにこうした人たちは、それぞれ個人の判断で動いていると見られ、警察がこれまでテロ対策の対象にしてきた団体や組織に所属しているわけではないんです。
そういう意味で、警察の守備範囲を超えているとも言えるわけなんですが、警察庁は海外の情報機関との連携を強化するとともに、ネット上で不審なやり取りが行われていないかなど、情報収集にも力を入れていくとしています。
社会部の市川記者でした。
事件を受けて、イラクで医療支援を行う日本の民間団体は、対策を迫られています。
後藤健二さんの遺志を継いで支援を続けていこうとする、NPOの男性を取材しました。
佐藤真紀さん。
NPOで小児がんの薬をイラク国内の病院に届ける活動をしています。
フリージャーナリストの後藤健二さんと、10年にわたり親交があった佐藤さん。
後藤さんと同じ志を持って、活動してきました。
佐藤さんが、医師と共にイラクを訪れたときの映像です。
日本人スタッフは、退避勧告が出ていない地域で活動しています。
現地では、戦闘で難民が増え続け、医薬品のニーズは一層高まっています。
こうした中、起きた日本人殺害事件。
過激派組織が日本人を標的にすると予告する中、新たな対策を迫られています。
事件以降、日本の支援だと分からないよう薬を届けるなどの対応を検討しています。
対策を迫られる現地への医療支援。
後藤さんの遺志を継ぐためにも、佐藤さんは支援を続けていかなければならないと考えています。
きょう未明、東京・江東区のマンションで火事がありました。
住人と見られる20代の男性2人が死亡したほか、男女5人がけがをしました。
きょう午前1時ごろ、東京・江東区で、マンションが燃えていると消防に通報がありました。
東京消防庁から消防車など41台が出動し、火はおよそ3時間後に消し止められましたが、5階建てのマンションのうち、2階から5階まで、合わせておよそ220平方メートルが焼けました。
警視庁や東京消防庁によりますと、この火事で、4階と5階から逃げ遅れた男性3人が救助されましたが、このうち4階の住人と見られる20代の2人が死亡しました。
また20代から60代までの男女5人が煙を吸ってのどにやけどを負うなどけがをし、このうち、4人が重傷だということです。
警視庁によりますと、出火当時、現場近くを通りかかった男性から、マンションの2階の部屋が燃えていると連絡があったということで、警視庁と東京消防庁が、火が出た原因について調べています。
政府は、自衛隊による外国軍隊への後方支援について、支援の対象に、国連決議に基づかずに国際社会の平和と安定のための活動を行う外国軍隊を含めることや、周辺事態法の改正にあたって、周辺事態という概念を用いないことを盛り込んだ法整備の骨格案をまとめました。
これに対し公明党は、自衛隊の活動が際限なく広がるおそれがあるとしていて、与党協議で活発な議論が行われる見通しです。
安全保障法制の整備を巡って政府は、自衛隊による外国軍隊への後方支援について、法整備の骨格案をまとめ、きょう行われる与党協議でこの骨格案に基づいた説明を行うことにしています。
骨格案によりますと、これまでそのつど特別措置法を作って対応してきた、国際社会の平和と安定のために行う後方支援は、恒久的な法律・恒久法を新法として制定する一方、日本の平和と安全を確保するために活動する外国軍隊への後方支援は、周辺事態法を改正して対応するとしています。
このうち新法では、後方支援の対象として、国連決議に基づいて活動する多国籍軍だけでなく、自衛権に基づいてテロの脅威を取り除く活動を行う外国軍隊なども含めるとしています。
一方、周辺事態法の改正では、日本の平和と安全に重大な影響を与える事態が、日本周辺で起こるとはかぎらず、外国軍隊への後方支援にも地理的な制約を設けるべきではないとして、周辺事態という概念を用いないとしているほか、支援の対象をアメリカ以外の国の軍隊にも広げるとしています。
こうした政府の骨格案に対し、公明党は、国連決議に基づかない外国軍隊への支援を認めると、自衛隊の活動が際限なく広がるおそれがあるとしているほか、公明党内には、周辺事態という概念がなくなれば、周辺事態法という法律の性格そのものが変わり、自衛隊の活動に地理的な制約がなくなるといった懸念があります。
与党協議では、今週と来週の2回、自衛隊による後方支援がテーマになるものと見られ、公明党側には、内容が多岐にわたり、議論には時間がかかるという見方も出ていて、活発な議論が行われる見通しです。
ウクライナ東部で、停戦合意のあとも、政府軍と親ロシア派の間で激しい戦闘が続いたことを受けて、ロシアやウクライナなど4か国の首脳が電話会談を行いましたが、ウクライナ側は、ロシアが親ロシア派の行動を事実上、容認したとして非難し、対決姿勢を強めています。
ウクライナ東部では、政府軍と親ロシア派の双方が、戦闘停止を宣言したあとも交通の要衝、デバリツェボの周辺で激しい戦闘が続き、18日、親ロシア派がこの要衝を制圧しました。
こうした中、フランス大統領府によりますと、ロシアとウクライナ、それにドイツとフランスの首脳は、19日、電話で会談し、戦闘を完全に停止し、重火器を期限内に撤去することなど、停戦合意の確実な履行が必要だとの認識で一致しました。
しかし、ウクライナの大統領府によりますと、ポロシェンコ大統領はこの電話会談の中で、デバリツェボで起きたことは、停戦合意の範囲内だと認めるべきではないとも述べたということで、デバリツェボでの親ロシア派の攻勢を、事実上、容認したとして、ロシアのプーチン大統領を非難しています。
さらにポロシェンコ大統領は、19日の記者会見でも、ロシアは侵略国家だと改めて批判し、ロシアへの対決姿勢を強めていて、今後の停戦合意の履行に向けた協議が難航することも予想されます。
多額の債務を抱えるギリシャが、今月末に期限を迎える金融支援について、6か月間の延長を要請したことを受けて、ユーロ圏の財務相会議が20日、急きょ開かれます。
通貨ユーロを導入する19か国の財務相は、今月末に終わるギリシャへの金融支援について協議するため、20日午後、日本時間の今夜、ベルギーのブリュッセルで臨時の会議を開きます。
会議は、ギリシャ政府が支援の延長を要請したことを受けて開かれ、EU・ヨーロッパ連合の報道官は、19日、妥結に向けて道を開く前向きなものだと評価しました。
ギリシャの政府筋によりますと、要請した支援の延長は、6か月間の暫定的なもので、今の財政緊縮策の継続は拒否しているということです。
その上で、緊縮策の見直しを前提にした、新たな支援の枠組みについての交渉を求めているとしています。
これに対してドイツ財務省は19日、声明を発表し、ギリシャの提案は問題を解決するための中身が伴っていないと批判し、要請は受け入れられないという姿勢を鮮明にしました。
ギリシャとユーロ圏各国の双方が合意に至らず、支援が打ち切られることになれば、ギリシャ政府の資金繰りは来月にも行き詰まりかねず、会議では、ぎりぎりの交渉が行われることになりそうです。
戦後70年。
今も続く活動についてです。
暗い地下ごうの中。
掘り出しているのは、戦争で亡くなった日本人の遺骨です。
終戦から70年。
戦争で亡くなったおよそ113万人の遺骨が、今もなお、かつての戦地に残されたままです。
戦争を直接知る人や遺族が次々と世を去る中、遺骨の収集をこれまでどおりに続けることは難しくなっています。
国による遺骨収集は、昭和27年から行われています。
活動は主に、国から委託を受けた遺族で作る団体などが担ってきました。
しかし、遺族などの高齢化が進む中、今、学生など若い世代がボランティアとして活動に参加しています。
戦争を全く知らない学生たち。
遺骨の収集活動を通じて、戦争をどう感じたのでしょうか。
おはようございます。
戦没者の遺骨収集を行っている学生のボランティア団体です。
首都圏を中心に、およそ50人の大学生が登録し、年に30回ほど、国内外で遺骨の収集に当たっています。
平成生まれの学生たち。
頑張って。
頑張ります。
多くの学生にとって遺骨収集は、初めての経験です。
学生たちが活動を行う沖縄では、住民を巻き込んだ激しい地上戦が行われ、20万人以上が犠牲になりました。
畑のそばにある小高い丘です。
住民や日本兵は、ここまで追い詰められ、ガマと呼ばれる地下ごうに身を潜めました。
学生たちは険しい崖を登り、ようやく地下ごうにたどりつきました。
しかし、入り口が塞がれたごうもあり、入ることさえできません。
まずは岩を取り除くことから始めました。
重い。
あの石、左どけたら、倒れてくるの分かる?あそこどけないように、この下掘って。
長年、遺骨収集に携わってきた男性からアドバイスを受け、遺骨を探します。
長い時間をかけ、大量の土砂が積み重なっているため、遺骨を見つけるのは容易ではありません。
熊手を使って、遺骨を傷つけないよう、地面の表面を削り取っていきます。
縦穴の中は、がれきに埋もれた空間でした。
息詰まるような暗さと狭さは、当時のままです。
作業開始から4日目。
ごうから掘り出されたのは。
お骨です。
大きさから、成人のものと見られます。
巨大な岩の下敷きになっていました。
この地下ごうからは、次々と遺骨が見つかりました。
さらに。
土の中から見つかったのは、印鑑です。
地下ごうに逃げ込んだ人が持っていたものと見られます。
次第に亡くなった人の具体的な姿が想像できるようになりました。
地下ごうの中からは、意外なものも見つかりました。
ハーモニカです。
その近くには、子どものものと見られるあごの骨がありました。
その日の夜。
学生たちは5日間の活動で感じたことを語り合いました。
最終日。
学生たちは、県の資料館に向かいました。
発見した遺留品と戦没者のデータを付き合わせ、遺族に返したいと考えたのです。
地下ごうの入り口近くで見つかった印鑑。
灰色の灰?
沖縄戦の戦没者の中に、印鑑と一致する名前の人は、1人しかいないことが分かりました。
1人しかないです。
お1人?恐らくその方の可能性が高いと思います。
岡山県出身の男性と記録されていました。
拝礼。
遺骨収集を通じて、多くの命が失われた現実を感じた若者たち。
戦争の記憶を受け継いでいきます。
取材に当たった社会部の池田記者です。
多くの学生がボランティアとして参加していることに驚いたんですが、どのような学生が参加しているんでしょうか?
決して特別な学生というわけではなくて、先輩に誘われてきたという人もいれば、国内外のさまざまな場所に行けるということに魅力を感じて、活動を始めた人もいます。
ご紹介した活動は、遺族など支援者が寄せる寄付金で賄われていますが、遺族の高齢化などで、寄付は年々減少し、昨年度は10年前の5分の1にまで、大きく落ち込みました。
学生たちはインターネットで新たな支援者を募るなどして、今後も活動をなんとか続けたいとしています。
涙を見せる学生もいましたけど、この活動を行ったことで、学生たちにも変化があったようですね。
今回の活動で収集した遺骨は、専門家による鑑定を経たうえで、国立の戦没者墓苑に納骨されます。
学生たちは遺骨や遺留品に実際に触れることで、亡くなった人に思いをはせ、戦争を自分自身のことや、家族のことといった身近なことに置き換えて考えるようになったと、話していました。
遺骨収集は、今を生きる学生たちにとっては、平和な暮らしの尊さを実感する貴重な機会でもあると感じました。
学生たちが経験を周りの友人などにも話し、自分たちが感じた戦争を伝えていくことが、戦争の記憶を受け継いでいくことにつながると思います。
ここまで、若者たちが取り組む遺骨収集についてお伝えしました。
発生からきょうで半年です。
去年8月の広島市の土砂災害。
74人が犠牲になり、被災した人の数は1万人を超えました。
広島市のまとめでは、今も817世帯1780人が、元の自宅を離れて生活しています。
被害を受けた地域の安全に不安を感じ、今、長年過ごした自宅の再建を諦めざるをえない人も出てきています。
この半年間、被災した自宅に通い続ける夫婦がいます。
信長均さんと由枝さんです。
毎日はしんどいですね。
災害の日、山を流れ下りた土砂は家々をなぎ倒し、信長さんたちの自宅まで達しました。
あの窓が破れてね。
家の中は大量の土砂で埋まり、壁にはひびが入りました。
それでも信長さんたちは、40年以上暮らした自宅に戻りたいと、片づけを続けてきました。
家の裏山には、土砂をせき止める砂防ダムが建設されると知り、安全も確保できると考えたからです。
しかし去年12月、信長さんたちは思いがけない事実を知ります。
広島市が復興計画を発表。
新しい避難道路や50か所以上の砂防ダムなど、すべてを整備するには、5年から10年の長い時間がかかるというものでした。
家に戻るには、砂防ダムなどの建設が欠かせないと考えていた信長さん夫婦。
高齢の2人が安心して暮らすには、時間がかかりすぎると感じ、自宅を再建していいのか、不安が生じました。
さらに2週間後、行政が信長さんたちの自宅の場所を、土砂災害の危険性が著しく高いレッドゾーンに指定すると発表しました。
砂防ダムが完成すれば、危険性は低くなるとして、この場所はレッドゾーンではなくなります。
しかし、すぐにはダムが出来ないため、危険性を改めて突きつけられた信長さんたちは、住み慣れた自宅の再建を断念し、解体することにしました。
土砂災害から半年。
生活再建に踏み出そうとしていた住民が、再び先の見えない生活を強いられています。
けさの知りたい!中山アナウンサーです。
おはようございます。
ことしは大雪のニュース、たびたびお伝えしてきましたけれども、北日本など、平年を上回る積雪の所も出ていますが、大雪といえば、やはり大変なのが。
雪かきですよね。
私もふるさと、岩手でやりましたが、もうとっても疲れる作業なんですよ、これ。
そうですね。
そんな雪かきの苦労を少しでも軽減しようという、そんな取り組みが今、各地で始まっているんです。
例えばこちらです。
福島県の西会津町です。
ことしは例年を上回る1メートル50センチの雪が積もりました。
先月から始まった取り組みなんですが、その名も、ジョセササイズ。
ジョセ?何?
ジョセササイズ。
なんですか?
これ、除雪とエクササイズを組み合わせて、ジョセササイズというものなんですが。
強引にいきましたね。
やり方は簡単です。
まずはお気に入りの音楽をかけましょう。
さあ、そして。
この音楽に合わせてシャベルを持ちます。
しっかり持って、雪を持ち上げ、ウエストの回転を意識しながら、投げる、投げる、左右まんべんなく投げる。
さあ、今度は雪を運びましょう。
おなかを意識。
ぐっと腹筋をへこませて進みます。
これ、自然にやってんじゃないですか?
普通の雪かき。
確かにそうとも言えるんですが、このジョセササイズ、考案したのは、役場の若手職員の皆さんなんですね。
つらい雪かきをなんとかして少しでも楽しいものにしようという、意識を変えようという、そういう試みなんです。
そうなんですね。
実際に効果はあるんでしょうか。
最初は半信半疑でした、商工観光課課長補佐、伊藤善文さん48歳。
妻にウエストが細くなったと褒められました。
楽しいので、多くの人に勧めていきたいと、この笑顔です。
ちょっと暗くて分からない。
効果あったんですね。
さあ、一方、こちら、札幌市の主婦、河本桂子さんです。
河本さん、雪かきが大変だという高齢の方、そして力の弱い女性でも楽に雪かきができるようにと、シャベルに装着するベルトを考案しました。
これどうやって使うかというと、こうして肩に掛けて使うんです。
これ、中のベルトが、すっすっすっと動くようになっていまして、で、しゃべるでもってぐっと雪を持ち上げると、こう、てこの原理で楽に持ち上げることができるというものなんですね。
てこの原理、じゃあ、ずいぶん楽になるんですね。
河本さんがこの商品の開発を思い立ったのは、2年前ということなんですけれども、夫が出張中に大雪が降りました。
この湿った重い雪に悩まされたというんですね。
そんな河本さん、あるとき、ひらめきました。
それがスポーツバッグ、この、肩掛ける部分があって、すっすっすっと動きますよね。
これが使えるんじゃないかということで。
で、試しに作った、末ですね、去年の11月に販売を開始しまして、そしたら合計、これまでに500個がほぼ完売したということなんですね。
実際に使っているという68歳の富永さん。
最初に使ったときには、雪が軽く感じました。
びっくりした、本当に助かっていますと話していました。
そして、最後はこちらです。
海がきれいですね。
北海道の小樽市。
あす開かれる大会です。
第2回国際スポーツ雪かき選手権。
雪かき、スポーツにもなってるんですか?
どうもそうらしいです。
ちなみにこちらは去年の様子なんですが、ことしは25チームが世界各国から参加予定。
どういう競技かといいますと、400キロの雪を10メートル運んで、雪だるまを作ると。
その運ぶ速さ、雪だるまの大きさなど採点して、優勝を決めるという。
この選手たち、実は競技の前、あることに必ず参加しなければなりません。
寒中水泳。
寒中水泳?
違う?なんでしょう?
ボランティアの雪かき。
重機が入れず、高齢者が雪かきするのが特に大変な所、みんなで2時間半ほどかけて雪かきをします。
さあ、海外からの旅行者、留学生も参加します。
北海道大学の留学生チーム、日本、インドネシア、フランス、マレーシアの混成チームです。
インドネシアのプテリさん。
アルバイトでゆきかきをしたことがあるので大変さよく分かっています。
だからこそ、ボランティアで役に立ちたいと話していらっしゃいました。
そういう大変さ、みんなで共有しようという取り組みなんですが、そんな雪かき大会とかけまして、夫婦円満と解く、その心は?たくさんしゃべるが欠かせません。
けさの知りたい!でした。
汗かいてた。
もう少し頑張りましょうと。
けさの知りたい!でした。
では続いて気象情報です。
東京もきのうは日中、日ざしのぬくもり感じられましたが、けさはどんな様子でしょうか。
渡辺さん。
けさもご覧のように、きれいにすっきりと晴れていますよね。
日ざしが届いてきています。
結構もう、まぶしくて、明るいなと感じますよね。
だんだんともう、光は春になってきています。
空気まだちょっと冷たいですけどね。
光に春を感じて、うれしくなります。
さあきょうは、全国的に晴れる所が多くなりそうなんです。
日本海側でも天気、回復傾向なんですが、まだこの時間、一部で雪の降り方、注意・警戒が必要な所はあります。
こちらをご覧ください。
その日本海側ですが、雨や雪、だんだんと範囲が狭くなってきているんですが、長野県北部では、きのうの夕方から雪が強まっていて、信濃町では記録的な積雪になっています。
このあと昼前にかけて、山沿い中心に局地的な大雪には警戒をしてください。
では予報です。
北陸や長野は午前中、雨や雪、午後には大雪の峠を越えるでしょう。
そのほかの所は、日本海側も含めて、晴れる所が多くなりそうです。
気温です。
北日本から近畿にかけては、北風が少し冷たいかもしれません。
東京、名古屋、大阪は10度前後、一方、九州、中国、四国は12度前後まで上がって、風も穏やかでしょう。
この先気温は来週初めにかけて、かなり高くなります。
けさお伝えしているニュースです。
国際社会の結束を呼びかけました。
ワシントンで日本を含む60か国異常が参加して開かれているテロ対策の国際会議。
アメリカのオバマ大統領は各国の結束を訴えました。
その上で、若者が過激な思想に染まらないよう、各国が啓発活動や貧困対策などを強化すべきだと訴えました。
会議では、若者らによるテロの計画を食い止める対策などを盛り込んだ共同声明を発表する予定です。
警視庁はきょう、日本に到着ししだい、逮捕する方針です。
日本赤軍のメンバーの白崎勉容疑者は1986年、インドネシアの日本大使館に、金属弾が撃ち込まれた事件に関わった疑いが持たれています。
警視庁は、証拠を隠す目的で、ジャカルタ市内のホテルの部屋に放火しようとしたとして、放火未遂の疑いで国際手配していました。
城崎容疑者は、別の事件でアメリカで服役していましたが、刑期が終わり、日本に向けて送還されたもので、警視庁は、きょう午後、日本に到着ししだい、逮捕する方針です。
城崎容疑者は、1977年に日本赤軍が日航機をハイジャックした、いわゆるダッカ事件で、人質の解放と交換に超法規的措置で釈放されて、日本を出国していました。
2015/02/20(金) 07:00〜07:45
NHK総合1・神戸
NHKニュース おはよう日本[字]
イスラム過激派組織ISが日本人を拘束した画像を公開して1ヶ月。ISの脅威が続く中、若者が過激思想に感化されるのを防ぐ国際社会と日本の取り組みを伝えます。
詳細情報
番組内容
▼イスラム過激派組織ISが日本人を拘束した画像を公開して1ヶ月。ISの脅威が続く中、若者が過激思想に感化されるのを防ぐ国際社会と日本の取り組みを伝えます。▼戦後70年となった今も国内外で亡くなった戦没者の半数近い113万人分以上の遺骨が現地に残されていて、その収集作業が続けられています。ボランティアで参加している学生たちが遺骨の収集活動を通じて戦争をどう感じたのか、お伝えします。
出演者
【キャスター】阿部渉,鈴木奈穂子,【スポーツキャスター】西堀裕美,【気象キャスター】渡辺蘭
ジャンル :
ニュース/報道 – 定時・総合
ニュース/報道 – 特集・ドキュメント
スポーツ – スポーツニュース
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