妄想ニホン料理「オハウどどめせの巻」 2015.02.20


雄大な自然に抱かれた広大な大地北海道。
アイヌの人々は「アイヌモシ」「人間の静かな大地」と呼びます。
今回はこの北海道に古くから住んでいる皆さんから出題。
(一同)今回北海道から作ってほしいのは…さあ妄想して下さい。
「オハウ」とは一体どんな料理なのか。
ヒントは?
(一同)是非皆さんも「オハウ」を妄想して作ってみればいいっしょ。
「オハウ」というから何か「おはよう」のキュッとなったような。
「よ」が無いだけだからね。
朝食なのかなと。
小麦粉を何かのばしたようなものじゃないかなと。
ラーメンのルーツになってると思う。
ほ〜。
そして今日はアイヌの伝統の歌を歌って下さるグループのマレウレウの皆さんに北海道からお越し頂きました。
よろしくお願いします。
「エシーペニサ」?アイヌ同士が会った時というのは「食事を食べたかい?」って聞くんですよ。
優しい!まあ優しい。
もっと優しい言葉だったんです。
岡山の牛窓で「オハウ」を妄想してくれました。
瀬戸内海に浮かぶ島々の美しい景色から「日本のエーゲ海」とも言われる岡山県牛窓。
訪ねたのは海鮮料理が自慢の小さな旅館。
ごめんくださ〜い。
は〜い。
妄想してくれるのは…
(2人)よろしくお願いいたします。
お父さんと一緒にお題です。
作ってほしい料理は…。
(一同)アイヌ料理の「オハウ」です。
5年前に北海道を旅行中に食べたそうです。
まずお父さんと娘さんが向かったのは旅館の裏にある自家菜園。
収穫したのは丸々と太ったかぶに真っ赤なピーマン。
「アイヌの人々が毎日のように食べる料理」という事から身近な野菜をたっぷり準備しました。
一方お母さんは港へ。
おはようございます。
かきをお願いします。
岡山県はお隣の広島県とともにかきの養殖が盛んです。
瀬戸内の島々から流れ出す養分がふっくらとした甘みのあるかきを育むのです。
ありがとうございます。
その他取れたての魚やキノコがそろいました。
セイゴは小さいスズキ。
あれ?ちゃんちゃん焼きってセイゴでしたっけ?北海道のサケを瀬戸内で取れた新鮮なセイゴで代用だそうです。
そして水揚げされたばかりのかき。
でもなぜかきを?かきは亜鉛や鉄分が豊富なスタミナ食材。
たっぷり使えば確かに精がつきそう。
味付けにはちゃんちゃん焼きの思い出から合わせみそを。
ねぎやごまも加えて風味をプラスします。
これはおいしいですよね。
もうおいしいです。
油は地元牛窓産のオリーブオイル。
キャベツを敷きにんじんじゃがいもかぼちゃを載せます。
もうおいしいですね。
いや生ですよまだ。
旬の自家製野菜もたっぷり。
その上にスタミナがつくかきをどっさり。
セイゴの切り身。
更に殻付きのかきを周りに。
地酒をかけ蓋をして蒸し焼きにします。
火が通った野菜と魚介に合わせみそをからめたら…。
ふっくらしたかきのうまみが旬の野菜によく染みています。
更に鉄板のみそとかきの組み合わせでうまみが倍増!おお!お父さんお味はどうです?では北海道のアイヌ料理「オハウ」が一体どんな料理なのか岡山の皆さんと一緒にご覧下さい。
教えてくれるのは…まず取り出したのは大きな肉の塊。
これは…?シカの肉で作ります。
肉の「オハウ」「カオハウ」はエゾシカで作るのが定番だとか。
脂がたっぷりついたバラ肉を使います。
大きめに切り沸かしたお湯の中へ。
4時間も煮込む?肉は軟らかくなってとろけんばかり。
だしは大量の昆布で。
北海道の海で取れる昆布は古くからアイヌ料理に欠かせない食材です。
大根やにんじんなどの根菜を加え塩で味付け。
ほんとに塩だけ。
更に野菜。
キトピロ行者にんにくはスタミナ満点で精がつく山菜。
「オハウ」には付き物です。
これで「オハウ」完成です。
かつてアイヌの人々が毎日食べていたという「オハウ」。
軟らかいシカ肉から出るうまみと昆布のうまみ。
しみじみおいしいアイヌ伝統の味です。
ほ〜おいしそうだな。
お父さんそれでは番組のコンセプトが…。
今週は北海道と岡山からお送りする「妄想ニホン料理」。
簡単なヒントだけを手がかりに互いのユニークな名前の郷土料理を妄想して作る!作る!これは料理の新たな可能性を探る異文化交流クッキングバラエティーであ〜る。
答えは汁物だったんですね。
おいしそうでした。
シカ肉はもう普通に冷蔵庫に入ってる?普通には入ってないですけど。
でも近くの猟師さんとかが撃ってきたのをもらったりとかするのが多いですね。
古くから北海道の豊かな大自然の中で暮らし独自の文化を築いてきたアイヌの人たち。
そんなアイヌの人たちが主食のようによく食べていたもの。
その一つが野山を駆け回る…もう一つが川へ遡上してくる…「オハウ」はそうしたシカやサケの肉に旬の山菜などを入れ具だくさんの汁物にして食べるアイヌの代表的な家庭料理です。
北海道の郷土料理「三平汁」や「石狩鍋」は「オハウ」がルーツになって生み出されたと言われています。
どうぞ。
マレウレウの皆さんにサケを使った「チェオハウ」を作ってもらいました。
いただきま〜す。
(一同)いただきま〜す。
うんおいしい。
さっぱりしてて飽きないですね。
あおいしいですね。
塩味で自信があるというかね。
このにんにくがスープをすごくいい味に引き立ててますよね。
今日はせっかくなので皆さんに歌声を聴かせて頂きたいと。
よろしいでしょうか?喜んで!じゃあ聴いて下さい。

(拍手)びっくりしました。
かつて日本刀の名産地として武士たちにその名をはせていました。
訪ねたのは地元の人たちが通う和食屋さん。
ごめんください。
(一同)いらっしゃいませ。
おかみの丸太さんと仲良し4人組の皆さん。
では一緒に妄想お願いします!作ってほしい料理は…。
(一同)アイヌ料理の「オハウ」です。
(一同)え〜?有名な料理と言ったらもう石狩鍋しか思いつかない。
いい線いってます。
えっラーメン?石狩鍋とラーメンが合体ですか。
まずは食材を調達におかみさんが向かったのは建物の中にある変わった農園。
失礼します。
こんにちは。
瀬戸内市は西日本一のマッシュルームの産地。
アイヌの人たちが食べていそうな山のキノコの代わりに地元特産のマッシュルームを使おうと考えたんだとか。
あっいい香り!まずはマッシュルームを6等分に。
鍋に入れて…ゆでるんですか?うまみたっぷりのマッシュルームは短時間でおいしいだしが出るとか。
地元ならではのぜいたくな活用法です。
続いて取り出したのは北海道名産のじゃがいも。
「主食のように食べる」というヒントからじゃがいもを選んだそうです。
北海道イコールラーメン。
えっ?じゃがいもでラーメンですか?小麦粉とじゃがいもを混ぜて…。
生地は少し寝かせてから薄くのばします。
麺はかなり太めにカット。
「北海道の主食」をイメージしたじゃがいもの麺が完成。
あ〜いいですね。
完成…あまだですね。
分かるでしょ。
太いので一度ゆでてから冷水で締めコシを出します。
そしてこれに合わせるのは…。
北海道の有名な料理で思いついた石狩鍋に倣い味付けはみそ。
そこに加えたのは…。
これでスタミナ満点!「精もつく」とか。
ねぎやにんじんなどの野菜も入れて…。
主食という事なんで作った麺風ですね。
仕上げに生でも食べられる新鮮なマッシュルームをふんだんに。
石狩鍋とラーメンが合体した岡山版「オハウ」。
マッシュルームの上品なだしはみそと相性抜群!じゃがいもの麺のもっちり歯応えが心地よい一品です。
お味はいかがですか?おいしい!本物の「オハウ」は三平汁や石狩鍋のルーツらしいです。
やめて。
違う?さあ続いては?はい。
(笑い)そげじゃいかれ。
今度は「どどめせ」。
一体どんな料理なのか。
ヒントは…。
色とりどりなんよ。
是非岡山の「どどめせ」を…。
(一同)妄想してこさえてみんせ!どぶろくを飲む時に召し上がれの「めせ」?クイズの司会者に憧れるのやめてもらっていいですか?どぶろくを飲む時にその料理を召し上がれという意味の「めせ」かな?なるほど。
正解発表の前にまずは…。
冬にはたくさんの白鳥が飛来する事で有名な北海道東部の屈斜路湖。
天然温泉が湧く湖のほとりにアイヌの人々が住む集落「コタン」があります。
そのコタンにある小さなホテルを訪ねました。
妄想してくれるのは…アイヌ料理の伝統を生かした創作料理が人気です。
さあ皆さんでアリキキアンロー!
(一同)「作ってほしい料理は「どどめせ」じゃが。
「どどめせ」?
(一同)作ってみられ。
一体どんな料理なんでしょう。
まずは食材の準備。
そこにいるのはお魚ですね?パリモモは和名でエゾウグイと呼ばれる淡水魚。
屈斜路湖のパリモモは特においしいとか。
「鎌倉時代に生まれた」というヒントから古くからアイヌの人々に食べ継がれてきたパリモモを使います。
チタタにするの?魚の身で小さく丸めたつみれを作ります。
骨が多い魚はよくチタタにするのだそうです。
パリモモのアラは昆布だしで煮て汁にうまみを出します。
そして御飯をだしの中へ。
こうして作る薄いおかゆの事をアイヌ語で「サヨ」と言います。
米や雑穀が貴重だったアイヌの人々はこうしてサヨにして分け合い大切に食べていたんだとか。
確かに。
どぶろくみたいです。
ここに乾燥させたキトピロ行者にんにくを。
そして…。
角切りにしたサケなどの具を入れて塩で味付け。
今度はキトピロが生で登場。
刻んで加え緑も鮮やかに盛りつけます。
「チポサヨ」はアイヌのごちそう「いくら入りのおかゆ」の事でした。
アイヌ料理「チポサヨ」を具だくさんにアレンジした…上品なだしのきいた白いおかゆの上にキラキラ輝くいくら。
パリモモのチタタは弾力がありうまみもたっぷりです。
アイヌの皆さんと一緒にご覧下さい。
「どどめせ」のふるさとは…通称「備前福岡」と呼ばれ中世から近世にかけ中国地方随一の市場町として栄えました。
ごめんくださ〜い。
いらっしゃいませ。
「どどめせ」に情熱を傾けて20年…やって来たのはどぶろく特区。
「どど」つまり「どぶろく」のお買い物。
わ〜すごい!「どどめせ」とは「どぶろくめし」の意味だったんです。
まずは洗ったお米を釜へ。
ここに煮込んだ野菜や鶏肉など8種類の具とだし汁を加えて蓋をして炊いていきます。
炊き上がり。
ここで…。
蒸らして酢の味を浸透させます。
すしおけに移し酢飯を作る要領でよく混ぜます。
酢のきいた炊き込み御飯の上に錦糸卵やエビやアナゴ絹さやなどを彩りよく並べれば完成。
炊き込み御飯とちらしずし2つのおいしさが一度に楽しめる「どどめせ」。
鎌倉時代にいたずらでどぶろくを炊き込み御飯にかけた事から生まれたとか。
岡山名物の「ばらずし」は江戸時代「どどめせ」がルーツとなり生み出されたと言われています。
あ〜!御飯だ御飯。
多分合ってると思いますね。
多分だそうです。
岡山の「どどめせ」お味はいかが?おいしい。
どぶろくの匂いする。
うん。
甘い。
ほんのり甘くてほんのりしょっぱくてほんのりどぶろくの香りがいいですよね。
複雑な味になってますよね。
ほんわか体があったまるような感じが。
(笑い)マリモの生息地として有名な阿寒湖。
そのほとりにおよそ30世帯のアイヌの人たちが暮らすコタンがあります。
訪ねたのはその中にあるアイヌ料理のおいしい小さなお店。
イランカラテー。
こんにちは。
娘さんのご主人も一緒に妄想です。
(一同)作ってほしい料理は「どどめせ」じゃ。
岡山だけにきび団子。
そうかも。
それだ!食材の調達に釧路の市場へ。
北海道の新鮮な海の幸山の幸がずらり。
中でもお目当ては今が旬のカニ。
家族みんなが大好きな毛ガニを選びました。
おいしいですよ〜!まずは蒸した毛ガニの下ごしらえ。
この時期のカニは身がびっしり詰まっています。
あらら…つまみ食いですか。
もちろんみその方もたっぷり。
カニのみそと身を合わせ刻んだスナップえんどうとカニのだし汁を加えて軽く煮込みます。
かたくり粉を加えてとろみをつけてカニのあんを作りました。
続けてもう一品。
かぼちゃに豆とうもろこしを合わせそこに…。
もちきびを加えて混ぜます。
そして…。
アイヌ伝統の食材シケベの実。
和名できはだの実といいクローブのような苦みがあります。
かぼちゃのラタケにはこのシケベの実がスパイスとして欠かせないそうです。
味付けはたっぷりの砂糖に塩。
かぼちゃがとろけるまで煮詰めます。
そしてもち粉を入れ油を加えて混ぜます。
こうやって混ぜて煮る料理を「ラタケ」と呼びます。
アイヌ伝統の技をどう生かすのか。
「どぶろく」というヒントから使ったのは甘酒。
小麦粉と合わせそこに裏ごししたかぼちゃを加えて練ります。
富貴子さんのお姉さんも手伝いに来てくれました。
生地はしばらく寝かせます。
続けてほぐしたカニの身も小麦粉に加えて練ります。
これで具と生地の準備が整いました。
まずは黄色いかぼちゃと甘酒の生地にかぼちゃのラタケを入れて包んでいきます。
「鎌倉時代の料理」といえばおまんじゅうというイメージだそうです。
とろとろのカニのあんはカニの身たっぷりのぜいたくな生地で包みます。
う〜んおいしそう。
そしてもうひとまんじゅう。
軟らかく煮たシカ肉を刻んだ行者にんにくを混ぜた生地で包みます。
この他ハスカップ入りなどアイヌ料理の食材を生かした5種類のおまんじゅうをスタンバイ。
これを蒸していきます。
5色そろえば彩り鮮やか。
出来上がりは?かぼちゃの黄色に行者にんにくの緑ハスカップの紫とアイヌ伝統の食材と調理の技がおまんじゅうに進化した5色の「どどめせ」。
かぼちゃの甘みにコクのあるシカ肉カニのうまみなど山の幸海の幸がほわほわ〜ん。
(一同)いただきま〜す。
家族みんなが集まって試食。
お味はいかがですか?お孫さんも。
新たなアイヌ料理の定番誕生かも?最後にみんなでアイヌの輪唱「ウコウ」に挑戦!文化と文化のウコウでワッハッハといきましょう。

(歌声)壁に掛けていた袋に異変が…。
2015/02/20(金) 02:00〜02:30
NHK総合1・神戸
妄想ニホン料理「オハウどどめせの巻」[字][再]

月に一度の国内編。自慢の郷土料理を互いに出題&妄想しちゃいます。北海道アイヌ伝統料理「オハウ」と岡山県瀬戸内市の「どどめせ」が対決。果たしてどんな妄想料理が?

詳細情報
番組内容
北海道アイヌの伝統料理「オハウ」と岡山県瀬戸内市の郷土料理「どどめせ」が対決!「どどめせ」のヒントは1.どどめせの「どど」はどぶろくという意味 2.鎌倉時代に生まれたそうな 3.色とりどり…酔っぱらってしまう料理なのか!? 北海道のアイヌ料理「オハウ」のヒントは1.アイヌが毎日のようによく食べていた料理 2.北海道を代表する料理のルーツ 3.精がつく…どんな新・郷土料理が生まれるのか!?
出演者
【出演】井上聡,マレウレウ,【司会】清水ミチコ,栗原類

ジャンル :
バラエティ – 料理バラエティ
情報/ワイドショー – グルメ・料理

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音声 : 2/0モード(ステレオ)
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