トップページ国際ニュース一覧米高官「日本は3本の矢 総動員を」
ニュース詳細

米高官「日本は3本の矢 総動員を」
2月20日 10時19分

アメリカ財務省の高官は日本の経済政策について、安倍政権が掲げるいわゆる「3本の矢」のうち日銀の金融緩和にやや頼りすぎているのではないかという認識を示し、財政政策や構造改革の取り組みを総動員して成長を加速させることが欠かせないと指摘しました。

アメリカ財務省で国際問題を担当するシーツ財務次官は19日、ワシントンで講演し、安倍政権の経済政策で3本の矢に位置づけられる金融政策、財政政策、それに構造改革について言及しました。
この中でシーツ次官は「財政政策や構造改革に比べて金融政策が目立っているように思う」と述べ、日銀の金融緩和に、やや頼りすぎているのではないかという認識を示しました。
そのうえで、「3本の矢すべてを実行することが日本経済を成長軌道に戻すうえで極めて重要だ」と述べ財政政策や構造改革の取り組みを総動員して成長を加速させることが欠かせないと指摘しました。また、先進国の中でも悪化が際立つ日本の財政状況について、景気回復とデフレ脱却を確実にできなければ中期的な健全化は難しいという認識を示し、財政再建と経済成長の両立を重視した政策対応を求めました。

関連ニュース

k10015604321000.html

関連ニュース[自動検索]

このページの先頭へ