辺野古移設:安倍首相「唯一の解決策との考え方は不変」

毎日新聞 2015年02月17日 19時14分(最終更新 02月17日 19時21分)

衆院本会議で志位和夫共産党委員長による施政方針演説に対する代表質問に答える安倍晋三首相=国会内で2015年2月17日、藤井太郎撮影
衆院本会議で志位和夫共産党委員長による施政方針演説に対する代表質問に答える安倍晋三首相=国会内で2015年2月17日、藤井太郎撮影

 安倍晋三首相は17日の衆院本会議の代表質問で、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への移設について「米軍の抑止力維持と普天間の危険性除去を合わせたとき、唯一の解決策だとの考え方に変わりはない。日米合意に従い、沖縄の理解を得る努力を続けながら進める」と述べ、計画通り進める考えを強調した。

 共産党の志位和夫委員長は、辺野古移設に伴う護岸工事により兵士やヘリコプターなどを輸送し上陸する機能を持つ強襲揚陸艦の接岸が可能になると指摘。「半永久的に使用できる最新鋭の巨大基地を建設するのではないか」とただした。

 首相は「基地機能強化とか巨大基地建設との指摘は全く当たらない」と反論。護岸工事に関しては「故障した航空機を搬出する運搬船が接岸できるようにするためだ。強襲揚陸艦の運用を前提とするものでは全くない」と述べた。【笈田直樹】

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