墓石の見積もり。正しい見積もりや安くしている事に気がつかず、偽物を信じるお客も多い。

最近のお客様の傾向としまして、契約前にやたらと細かい注文をつけてくる方が増えてきました。詳細のお見積もりが欲しいとか、契約書の用紙を先に送って欲しいとかです。 当社の場合のお見積もりはHPでも書いているのですがお見積もり段階で、図面と総額しか書いておりません。 墓石についての見積もりとかであれば、詳細見積もりを書く事はできます。ですが、、、墓誌だけとか香炉だけとかであれば「本来そんな見積もり」は出せません。だって普通に考えてください。 製品代金+据付代金だけです。しかも当社の場合は「香炉なんかだったら、安い物なら数千円です。」こういった物に対して「車代金や据付なんて頂けません」感覚で言うなら、「暇な時に置いてきて上げるからいいよ」です。そうするとお客様に「香炉代7000円+消費税」しかお見積もりで書けません。 又、「墓誌」についてお見積もりを出して欲しいというお話しも頂いたのですが、図面に金額を添えて提出したのですが、法人様だったからかも知れません。詳細なお見積もりと契約書のフォーマットをFAXで送って欲しいというのです。「実はその前のご相談で相見積もりなので安く」というお話しでした。安くというお話しになると、、、これも正しい見積もりが出来ません。考えてみて下さい。元々、墓誌を建てるまでのお見積もりは「墓誌の石代(加工費も含む)+字彫り代金+据付費」です。ここから安くするなら、「墓誌の石代」これはどうする事も出来ません。「字彫り代 1霊だからサービスで良いか」「据付工賃、暇を見て取り付けに行くからサービスで良いか」となります。つまり人件費分まんまサービスなのです。 つまりこれに対してお見積もりを作るなら「墓誌代金」+その他全部サービスになります。だからそれしか書けません。(面白いお話しだったので過剰にサービスしたせいもあります。)ですが、工事費幾らとか、据付工賃幾らとかちゃんとしたお見積もりを作って社印を押して欲しい。契約書のフォーマットを送って欲しい。とか細かかったです。「墓誌 クンナム 税込み総額15万 天額彫り、戒名1霊含む」(金額を見て頂ければ殆ど利益が無いのがわかると思います。)のご説明では納得して頂けなく、「本当に会社としてやっているなら」「たいした手間ではないだろう」という事でしたので、仕方なく「すいません、当社は相見積もりから外して下さい」とお断りしました。嘘の見積もりを作りたくないからです。 墓石業界の先輩に言わせると「馬鹿だな、辻褄併せて見積書つくればいいじゃん」だそうです。 ですが個人のポリシーでそれが嫌なのです。墓誌とか、香炉を安く買うなら「商品代+据付費」だけになります。少なくても相見積もりの段階なら、金額だけ解れば良いとおもいます。まぁ高く販売しているお店はわかりません。ですが、激安価格で販売しているお店なら、エアコンやテレビを購入して配達して貰うのと同じです。契約書はともかく、見積もりで細かさを求める必要は無いと個人的に思います。 その分安さに拘れば良いそう思うのです。 

民間霊園で担当石材店をかえる方法

当社は民間霊園は殆ど入ってないので関係ないですが、ちょっとした裏情報です。 チラシなどを手に霊園の案内会に行きます。すると、大体順番回しで、霊園の案内がつきます。一通りあんないを受けると、「永代の申し込み(予約)を入れませんか」と聞かれます。ここで申し込みを入れてしまったら最後です。「その霊園を購入するなら基本、その石材店で購入するしかなくなります。」なので、この申し込みを断ることです。申し込みをしなければ、次回ネットで調べた石材店を指名しての案内も受けれますし、再び来園しても又案内担当が替わります。「申し込みを入れない」可能なら「アンケートも答えない」これが上手に石材店を選ぶ、最初の第一歩です。これを誤ったら、、、もう石材店選びは民間霊園では出来ません。 ご注意を

民間霊園での指定石材店の墓石の施工技術、、悪い意味でも良い意味でも同じです。

えっと思うかも知れません。ですがこれは本当の事です。「だって沢山の墓石店が入っているから個々の能力がちがうでしょう」それには「はい」です。ですが、大抵の民間霊園には開業当初に石材店が協議して決めた「施工のマニュアル」や「規約」があるのです。そのマニュアルや規定を作る際に気をつける事は「どこの石材店でも出来る技術の物しか採用しない」これが原則になります。例えば13社の石材店が霊園に入っているとします。そうしたら「13社全部の石材店が作れるお墓の作り方にします。」 例えば、13社の中に、素晴らしい耐震施工技術の実用新案をもっている石材店が3社あったとします。ですが、残り10社がそれが出来なければ、「その施工方法はその霊園では使えないのです。」もしどうしても使いたいなら、霊園会議の時に発言して許可を得られれば可能です。これをする為には「事前に幹事会社」にお願いして会議に掛けて貰いOKをもらえればという形になります。結構めんどくさいので大体の会社は余程お金にならないと会議に掛けません。 目地が旨いとか個々の職人の技術は別として同じ民間霊園なら殆どの霊園でどの石材店に頼んでも、同じ金額なら基本同じ物が建ちます。これは霊園の方で石材店による技術を含む「不公平」が出ない為の処置です。、、、だったら、民間霊園に限るなら大手石材店の方が得かもしれません。だって金額も同じなのですから。

テレビで日本一安い国産墓石が「40万」って出ていたが、、、違うと思う。

これは間違いだと思います。だって、あの金額には恐らく、「据付のお金も」「字彫りのお金」も入ってないからです。テレビでは尚且つ、花立も写っていませんでした。(本当はあるのかも知れませんが) そこから換算して考えて、単純に墓石だけの金額であれば、茨城県産の真壁石で安い所を探せば20万円台後半~30万円台前半で標準型の墓石なら絶対にある。工事費、字彫り、彫刻代込みで50万円位で作った事もあります。何を根拠に「日本一安い墓石」なのだろうか? 但し、五輪塔は高いので「日本一安い五輪塔」ならもしかしたらそうかもと納得かも知れません。

国産の墓石、、本当に丈夫なのか?  

CIMG4310_R 結論から言うと「違うと思います」日本の石だって実際に見てまわると写真のように亀裂が入っていたり破損している墓石も多くあります。 墓石に使う御影石には旬があります。又採石方法が雑多な物があります。「国産だから大丈夫」という安価な考えは持たないほうが良いと思います。

墓石の営業マンの嘘 「日本加工の墓石」が良い、、半分嘘です。

CIMG4173 幾つかの墓石店が「中国加工なんて良くないから、国産加工」に拘っています。そう言われますが、、、本当にそうなんでしょうか?、答えはノーです。何故なら「国産加工は何か細工をすれば高額になるからです。」写真のお墓は国産加工の古い墓石です。何も加工がついてないのがわかると思います。国産加工の場合、水垂れという水が溜まりにくい加工をしただけで、金額が跳ね上がるから「何もついてないお墓が多くなります。」 勿論、お金なんて関係ないからと言って予算が幾らでもあるなら、国産加工で高級な加工をすれば良いでしょう。ですが限られた予算で良い墓石を建てたいなら、少なくても、日本の加工で写真のように何もつけない位なら、中国加工でちゃんとした加工をした方が絶対に良いに決まっています。 石の坊では「標準ですら、基本高級加工にしています。」

墓石の営業マンの嘘「日本の風土に一番合うのは日本の石」

CIMG5284_R 「日本の風土に一番合うのは日本の石」そういって、日本製の高い墓石を売りつけようというある意味、グレーゾーンな営業マンが結構おります。ですが実際はどうでしょうか? 実際に調査(大掛かりでなくて良いんです。ただ大きな霊園で日本の墓石を見て回るだけで充分)日本の石もかなりの率で破損しています。都営霊園、多磨霊園、谷中霊園、八柱霊園、、青山霊園、小平霊園で10件も見れば大体数本なんだかの問題がでています。写真はその一つで解りにくいですが、墓石にヒビが入っています。他にも酷い流れがあったり、酷いものは墓石が剥離していたりします。 日本の石だからと言って良いとは限りません。「風土にあっていて安心なら、こんな事にならないはずです。」 霊園によっては4割近くもの「日本の石にトラブル」が出ている事も、、、日本の石、中国の石関係なく、「丈夫な石は丈夫」そう考えるのが妥当です。」

墓石の種類を変えると値段が高くなる。最近の悪質な墓石店

P1080031_R 最近では墓石の相見積もりでお客様の家に伺うと、、大体都営霊園の2㎡前後で大体が50万円~60万円位の戦いが通常です。大手でもそこに併せてくる墓石店が多少でて来ました。ですが、ここからが「良心的な墓石店」と「悪質な墓石店」で違いが出てきます。お客様が「黒って高いんでしょう。」「そうですね、黒は高いので、墓石だけ変えて180万位ですね」 「墓石は何を使うの」「インド産のクンナム」 これ実は既に悪徳な墓石店の会話なんです。 何故って元が60万円で出来るお墓の墓石部分を変えた所で、「変わるのは材料費だけ」工事金額や基礎代金は変わらないのでそこまで高額にはなりません。だから「良心的な墓石店なら、墓石をクンナムの替えても100万円以下で収まるはずです。」最近は、相見積もりが本当に増えてきました。悪質な会社でもスタートの金額は安い墓石店に合わせないと、「問い合わせがきません」なので安い墓石は他に併せて「石を代えると高額な金額」そういうタイプが多くなりました。防ぐために、最初からご自分の欲しい石材やデザインをおおまかで良いから決めてそこから「お見積もり」を取るのがいいでしょう。

墓石の耐震施工加工、少し前までの知識はあてになりません。

P4270273 これは茨城の震災の時に倒れたお墓です。このお墓を見ていただくと、ちゃんと耐震施工がされているように見えます。ですが崩れました。 その他に免振ジェル、鉄棒、鉄製の花びら、全部倒れました。過去の墓石の耐震は意味がなしませんでした。墓石の工事は日進月歩です。新しい技術のお墓の作り方をしている墓石店こそがより頑丈なお墓を作れます。

字彫りを日本でやっております。 本当に価値があるのでしょうか?

CIMG4417 わたし個人の考えとしてはもはや価値は無いと思います。何故なら、写真のように文字の形に切り抜いたゴムを貼り付けて砂を吹き付けて字彫りが完成します。「この機械も入っているソフトも、中国でも日本製です。」そう考えれば、文字の違いはありません。せいぜい、彫る深さの違いだけ。逆に中国の方が文字彫刻のチャンスは日本より多いのです。日本の文字彫刻のメリットはもう既に無いかも知れません。