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 昨年末に出版された『帝国の慰安婦』(朝日新聞出版)は、慰安婦をめぐる日韓それぞれの「記憶」を再検証することで、感情のもつれを解く糸口を探った意欲作だ。慰安婦問題をどう考えるか、来日した著者の朴裕河(パクユハ)・世宗大学校教授に聞いた。

 ■個人の痛み、互いに想像を

 朝鮮人慰安婦について、韓国側…