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●気象庁長官 陳謝 (02/19 18:58)
 気象庁が震源を誤り、県内の太平洋沿岸に津波注意報が出なかった問題。気象庁の西出長官は「関係自治体にお詫びしたい」と陳謝した。
 西出長官は19日の定例会見で陳謝した。
 気象庁は17日午前8時6分に起きた三陸沖地震の震源地について実際の震源地より100キロ遠い岩手県宮古市の東、およそ210キロと発表した。
 しかしその後、気象庁が解析したところ震源地はおよそ100キロ内陸側だったことが分かった。
 気象庁によると、この震源地だと青森県の太平洋沿岸にも津波注意報を発表する必要があったという。
 実際、八戸港と六ヶ所村のむつ小川原港では10センチの津波が観測された。
 また、むつ市関根浜で微弱の津波が観測されたが、いずれもいつ到達したかは分からないという。
 気象庁は直前に起きた別の小さな地震が原因で震源を特定できなかったとしており、再発防止策を検討することにしている。



●県内に不安広がる (02/19 18:56)
 気象庁の津波情報に誤りがあったことで太平洋沿岸の市町村に戸惑いや不安が広がっている。
 八戸市は津波注意報が出された場合、避難指示を出し避難所を開設することになっている。
 しかし17日の地震は津波注意報が出なかったため、状況を見守るしかなかったという。
 この地震で八戸港には10センチの津波が到達しており、沿岸の人たちから不安の声が上がっていた。
 また階上町では沿岸部の住民に注意を呼びかけたが、津波注意報が出ていれば避難指示を出すなどの対応を取ったという。
 三沢漁港では17日津波注意報が出なかったことで、平常通りホッキ貝漁が行われた。
 ただ漁師の中には操業中にうねりを感じたという。
 東通原発が立地する東通村でも不安が広がっていた。
 東通原発では地震直後、施設の点検を行って異常がないことを確認し、関係機関に連絡した。
 津波情報の誤りについて、防災の専門家は気象庁のデータの取り方に限界がきているのではないかと指摘していた。
 県内では東日本大震災を教訓に防災対策が進められている。
 ただ気象庁の情報をもとに対応を判断する市町村などにとっては、今後の防災を考える上で大きな課題を残す結果となった。



●人口減少克服予算 (02/19 18:54)
 総額7008億円の2015年度県予算案が19日発表された。3年ぶりに7000億円を超えた増額予算では人口減少の克服を柱にした重点事業を充実させた。
 三村知事は人口減少の克服に向けた取り組みを充実させた予算だと強調した。
 2015年度の県予算案は総額7008億円。
 今年度より98億円・1.4%増えており、2012年度以来3年ぶりに7000億円を超えた。
 県政の最重要課題として掲げる3つの戦略プロジェクトを「人口減少の克服」に集中させ、497の重点事業に補正予算案も含め266億円をあてた。
 主な事業では「持続可能な地域づくり」として、人口減少社会を生き抜いていく商店街の戦略づくりなど18の事業に1億8400万円を盛り込んだ。
 「人口増加につながる仕組みづくり」として、利便性が高いまちなか保育を充実させるなど22の事業に4億800万円を振り向けた。
 一方、県の貯金にあたる「基金」の取り崩しを平成に入った1989年以降最も少ない8億円にとどめ、実質的な収支均衡を達成したとしている。
 2015年度県予算案と今年度の補正予算案は今月23日に開会する県議会で審議される。



●青天の霹靂 “特A” (02/19 18:52)
 うれしいニュース。県産米の新品種『青天の霹靂』が日本穀物検定協会の食味ランキングで最高評価の「特A」を獲得し、今後のブランド化に弾みをつけた。
 去年産米の食味ランキングは日本穀物検定協会が記者会見を開いて発表した。
 県産米の新品種『青天の霹靂』はデビュー前のため、参考品種ながら最高評価の「特A」を獲得した。
 会見場には県の東京事務所の職員が駆けつけ、県庁の担当課に電話で報告した。
 県庁の担当課には三村知事も待機し、特A獲得の報告を受けると開発に携わった職員たちと喜び合っていた。
 食味ランキングはコシヒカリのブレンド米を基準に全国133の産地のコメを味や香り、粘りなど6項目で評価している。
 ランクは最高評価の「特A」から「Bダッシュ」までの5段階。
 青森県はこれまで「つがるロマン」が上から2番目のA評価で、東北で唯一特A評価のコメがなかった。
 田舎館村のコメ農家・工藤公彦さんは去年、県の委託で『青天の霹靂』を試験栽培した。
 自分の手がけたコメが特A評価を受け、ほっとした表情を見せていた。
 『青天の霹靂』はことし津軽地方の12市町村で作付けされ、本格デビューする。
 全国に通用するブランド米をめざしており、特A評価というおいしいコメのお墨付きを得たことは大きな弾みとなる。



●鬼神社の裸参り (02/19 18:50)
 19日は旧暦の元日。弘前市の鬼沢地区では伝統の裸参りが行われ、男たちが水ごりをして豊作や家内安全を祈った。
 鬼沢地区の裸参りは350年以上前から旧暦の元日に行われてきた伝統行事。
 鬼神社の境内には水を張った大きな樽が用意され、下帯姿の男たち39人が順番に樽に入って身を清めた。
 男たちは気合いを入れ、けがれをはらう焚き火にあたっては繰り返し冷たい水に浸かった。
 このあと男たちは大しめ縄や福俵をかつぎ、地区を練り歩いた。
 行列にはのぼりや供え物を持った子どもたちも加わり、にぎやかな登山囃子を響かせながら豊作や家内安全を祈っていた。



●幻想的な「お庭えんぶり」 (02/19 11:56)
 八戸えんぶりは18日夜、庭先で摺りを披露する「お庭えんぶり」が行われ、昼とは違う趣が見物客を魅了した。
 「お庭えんぶり」はかつて地域の有力者の庭先で演じた特別なえんぶりを観光用に再現したもの。
 国の有形文化財に指定されている明治時代の純和風建築「更上閣」の庭園をライトアップして行われた。
 かがり火がたかれ、幻想的な雰囲気の庭園では「糠塚えんぶり組」がテンポが速く勇壮な「どうさいえんぶり」を、「横町えんぶり組」がゆったりと優雅に舞う「ながえんぶり」を披露した。
 八戸えんぶりは20日まで行われる。



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