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新卒採用日程 守らない企業が半数以上
2月19日 4時18分

新卒採用日程 守らない企業が半数以上
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来年春に卒業する大学生の採用活動について大手人材サービス会社が全国の企業に尋ねたところ、対応を決めている企業の半数以上が経団連が示した採用スケジュールを守らない早い時期に内定を出すと回答していたことが分かりました。

アンケートは大手人材サービス会社のリクルートキャリアが、従業員5人以上の企業およそ4000社を対象に去年12月から先月にかけて行い、1200社近くから回答を得ました。
それによりますと新卒の大学生の採用活動について尋ねたところ、就職説明会については、対応を決めている企業のうち90%が経団連が示した解禁日の3月1日以降に行うと回答しました。
一方、採用面接については、解禁日の8月1日より前に行う、または、すでに面接を始めていると回答した企業が66%に上りました。
さらに52%の企業が解禁日を守らない早い時期に内定や内々定を出すと回答しています。
新卒の採用活動は、政府の方針を受け今の大学3年生から内定を出す時期を4か月遅らせて8月以降にするスケジュールを経団連が示していますが、アンケートでは人手不足などを背景に守られていない実態が浮かび上がりました。
リクルートキャリア就職みらい研究所の岡崎仁美所長は「企業の採用意欲が非常に高く、これまでどおりのスケジュールで面接などを始めたいという企業が一定数ある。学生にとっては例年以上に情報収集が重要になるが、焦らず、希望する業界や会社など優先順位を決めて動いてほしい」と話しています。

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