できないよこれ!なにこれ。
はいがんばって!あ〜!はあ〜!大気や水にあふれるわたしたちの地球は地震やふん火がたえ間なく起こる生きている星だ。
命を守るにはどうしたらいいだろう。
津波から命を守る方法を研究している保田真理先生といっしょに今回は津波はどうして起きるのかを考えよう!海からおしよせる津波。
これは2004年のえいぞうだ。
インド洋一帯をおそったこの大津波でなくなった人は22万人以上。
津波はたくさんのぎせい者を出す災害なんだ。
でも…。
ぜっ対ね避難をすれば命を守れる災害なの津波は。
それを覚えておいて下さい。
(はく手)今回の先生は…宮城県多賀城市の子どもたちといっしょに特別じゅ業をするぞ。
この間大きな地震がありましたね。
その時に大きな津波も来ました。
多分みんなが今いる天真小学校この辺にあります。
ほら赤い色になったね。
これが津波です。
学校の近くまで来たよね。
みなさんはどこにいましたか?
(一同)学校。
みんなこの学校にいて安全でよかったね。
2011年3月11日多賀城市は津波におそわれた。
市内の1/3が水につかったんだ。
ところでみんなは「津波」と「ふつうの波」のちがいが分かるかな?みんな海に遊びに行った事あるかな?
(一同)はい。
海に行ったら波が来ているのを見るよね。
あれはどうやって起こると思いますか?ふつうの波は風によって起こってます。
正かいです!
(はく手)実さいに波を起こしてみよう。
用意したのは水をはった水そうそして送風機。
風が当たった所が波立ってきた。
どうですか?すごい。
いいとこ気が付いた。
表面しか動いていない。
風で水面は波立つけれど水中はほとんど動かない。
これがふつうの波だ。
では津波はどうやって起きるのだろう?地球の表面はプレートとよばれるきょ大な岩が組み合わさって出来ている。
そのさかい目が日本にはたくさんあるんだ。
海底深くでプレートとプレートはおし合っている。
それがげん界に達すると一方のプレートが一気にはね上がって地震が起きる。
その時海面がもり上がり陸地におしよせる。
これが津波だ。
だから全然力がちがうの。
それをちょっと実験で見てみようか。
先生が持ってきたのは津波と同じような波を作るそう置。
その名も…ここに堤防があります。
そしてこれみんながいる所です。
たいせい君はい。
ここ持って。
はいいくよ。
(一同)お〜!飛んでいったね。
(子ども)もれちゃった!
(子ども)すごいたまってる!ふつうの波とどうちがった?ちがいは何だと思う?これだと1つの波が一気に大きく来てるけどこっちの時はいっぱいの波が小さく来ている。
風でやる方は表面だけが動いているけど津波のこれは波全体が動いている。
そのとおり。
津波というのはまず海底で起きた地震で水面が大きくもり上がり…堤防をかるがるこえる事もある。
同じ高さの波でも津波とふつうの波ではおしよせる水の量もいきおいも全然ちがうんだ。
津波はただの高い波。
そう油だんしていたらとてもきけんです。
津波のおそろしさをきちんとにんしきしましょう。
では東日本大震災で起きた津波の動きを見てみよう。
大体30分ぐらいで日本にとう着してます。
そろそろ1時間たったのでほら多賀城にもやって来ました。
これは東北地方をおそった津波の高さだ。
一番高い所で「40.4」って書いてある。
13階建ての建物の波想ぞうできる?この時の津波は日本に来ただけではない。
広大な太平洋をわたりアメリカの西海岸や地球の反対側チリまで届いている。
ものすごいエネルギーだ。
反対にチリから日本まで津波がおしよせた事もあったんだ。
この津波でもたくさんのぎせい者が出た。
遠い所で起こった津波でもぜっ対に油だんはきんもつだ。
ふつうの波と津波のちがい。
次は物を流してしまういりょくのちがいを東北大学の実験そう置で見てみよう。
まずはふつうの波。
うかんでいる木は行ったり来たり。
水面をただよっているね。
でも津波は…。
水のかたまりが一気におし流してしまう。
流れ方も速さも全然ちがうね。
津波は家や車もおし流してしまうんだ。
実さいどれほどのスピードがあると思う?津波は海の深い所ではなんとジェット機と同じ時速800km!陸に近づくにつれ波は高くなる。
その分速度は落ちるが陸上でも自転車を急いでこぐのと同じぐらいの速さだ。
お父さんやお母さんに自転車で追いかけられたらみなさんにげられますか?にげられないね。
海底での地震が引き起こす津波。
津波が近くにせまってきたらにげきる事は不かのうに近い。
じゃあ津波から命を守るには一体どうしたらいいのだろう?みんな考えてみよう。
津波は必ず前ぶれがある災害です。
だから地震が起きてみなさんが…ぜっ対避難をすれば命を守れる災害なの津波は。
それを覚えておいて下さい。
しっかり守りましょう。
(一同)はい。
今日の防災ポイントは津波は地震のあとにやって来るという事です。
津波が来てからにげても間に合いません。
次回は津波からどう身を守ればいいのかをいっしょに考えよう。
2015/02/12(木) 09:30〜09:40
NHKEテレ1大阪
学ぼうBOSAI 地球の声を聞こう「津波はどうして起きる?」[解][字]
東日本大震災で大きな被害をもたらした津波。津波はどうして起きるのでしょう?普通の波と、どう違うのでしょう?津波発生のしくみを学び、命を守る方法を考えましょう。
詳細情報
番組内容
今回は、宮城県多賀城市の小学生が津波について学びます。東日本大震災のときには、学校のすぐそばまで津波がやってきました。教えてくれるのは東北大学災害科学国際研究所の保田真理(やすだ・まり)先生。実験やCGを使って、津波とは何かをわかりやすく伝えます。津波は必ず地震のあとにやってきます。地震の揺れがおさまったら、すぐに避難すれば命は助かるのです。まずは普通の「波」と「津波」の違いを正しく知りましょう。
出演者
【出演】日本防災士会宮城県支部副支部長…保田真理,【語り】DJ.ナイク
ジャンル :
趣味/教育 – 幼児・小学生
趣味/教育 – 中学生・高校生
ドキュメンタリー/教養 – 社会・時事
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
サンプリングレート : 48kHz
2/0モード(ステレオ)
日本語(解説)
サンプリングレート : 48kHz
OriginalNetworkID:32721(0x7FD1)
TransportStreamID:32721(0x7FD1)
ServiceID:2056(0x0808)
EventID:34992(0x88B0)