【釜山聯合ニュース】釜山市議会は今月10日、キムチ産業の競争力強化策として、飲食店でキムチを有料で提供できる内容を盛り込んだ条例を可決した。
この条例は韓中FTAの妥結により今後、これまで以上に韓国市場に流入することが予想される中国産キムチに対応するもの。
国内キムチ産業の保護・育成に向けキムチ流通センターや専門販売店の設置・運営を支援するほか、伝統的なキムチの製造技術の復活に取り組む個人や団体に費用を援助する。
また、韓国産キムチのみを取り扱う飲食店に限り、キムチを有料で提供することを認める。
現在、韓国の飲食店では無料でキムチが提供されているが、その大部分は安価な中国産キムチだ。
同市議会は条例を設けることで韓国産キムチのみを使用する飲食店をPRするとともに、韓国産キムチの競争力を高めるのにつながるとしている。
条例は5月10日に施行される。