ブラジル、水道が週2日しか出なくなるかも…
避難勧告レベル。
サンパウロといえばブラジル最大の都市。1100万人が住むコンクリートジャングルです。そんな都市で何日も水のない状態が起きたらどうなるでしょうか?飲み水も、お風呂の水も、掃除の水もなしです。そんなシュールなほどありえない状況が、サンパウロには今現実に迫りつつあるんです。
ニューヨーク・タイムズによれば、サンパウロの一部地域ではすでに水道が何日も止まることがあり、当局では1週間のうち2日しか水道を開けないという制限すら検討中です。サンパウロ水道局のある高官の話として、本当に水が足りないので、住人たちに避難勧告が出される可能性もあるともれ聞こえてきています。ニューヨーク・タイムズではこう伝えています。
「水なしで3日間過ごし、基本的なレベルの衛生を保って生活することを考えてみてください。」と、Parque Alexandraにあるバーのオーナー、Maria da Fatima Ribeiroさんは嘆く。そこはサンパウロ都市部周縁にあるほこりっぽい地域だ。「ここはブラジル、人間が政治家から犬以下の扱いを受ける国なんです。」
住人の中には、家やアパートメントの周りに自前で井戸を掘り始めたり、洗濯やトイレに使う水をバケツに水を汲み置く人たちまでいる。公立学校は生徒が歯磨きに水を使うことを禁止したり、給食メニューを変更して、後で洗わなくてはいけない皿にのった料理ではなくサンドイッチにしたりしている。
皮肉なのは、ブラジルにはアマゾン川など、世界の淡水の8分の1が集中しており、本来は水の豊かな国だということです。しかし、近隣の環境汚染、森林伐採、そして最近の干ばつで、サンパウロの公共水道システムが今枯れつつあります。真夏のサンバカーニバルの裏側で、そんなことになっていたとは…。
image by cifotart/shutterstock
source: New York Times
Sarah Zhang - Gizmodo US[原文]
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