福岡市「カワイイ区」廃止へ
西日本新聞 2月19日(木)11時56分配信
話題性の維持難しく
福岡市は19日、インターネット上に設けている仮想行政区「カワイイ区」を3月末で廃止する方針を明らかにした。高島宗一郎市長の肝いりで、市の魅力発信を目的に開設されたが、2年半で事業は終了する。市総務企画局は「市のPRに高い成果を上げたが、今後も斬新さや話題性を維持していくのは難しく、終了を判断した」としている。
【写真】初代区長就任時の篠田麻里子さん
初代区長は篠田麻里子さん
カワイイ区は2012年8月、初代区長にタレントの篠田麻里子さんを迎えてスタートした。インターネット上でメールアドレスとニックネームを“区民登録”した人に、市のイベント情報などを紹介するメールマガジンを配信。有料で特別住民票も発行した。企業にカワイイ区のロゴなどを提供してタイアップした応援商品の開発も推進。区の運営は民間事業者に委託し、12〜14年度の委託料は計約3200万円だった。
「男女差別」「事業の必要性」など指摘も
区民登録者数は12年11月に4万人を突破したが、その後は勢いが鈍り、今年2月1日時点の登録者は4万1513人。市民の一部から「男女差別を助長する」などと指摘があり、13年2月には篠田さんが区長を退任した。同年9月にはカナダ人の女性ブロガー、ミカエラ・ブレスウェートさんが2代目区長に就任。最近はメディアで取り上げられる機会も減り、市議会などから事業の必要性を疑問視する声も出ていた。
市は3月31日でカワイイ区のホームページを閉鎖し、特別住民票の発行も終了する。区民登録者にはメールマガジンで区の廃止を知らせることにしている。
=2015/02/19 西日本新聞=
西日本新聞社
最終更新:2月19日(木)18時32分
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