昨日、お手玉のやり方をご紹介したので、早速、お手玉をされている方もいらっしゃるかもしれません。
このお手玉の良いところは、理論がわからなくても続けていれば、その人その人の効果を感じられるようになるところです。
これは私の体験ですが、
ティッシュペーパー呼吸法・膝の上げ下げ運動・お手玉の三点セットによるお手玉療法をやるまでは、早く相手に対応しないと相手に不快な思いをさせるのではないか?と焦って、対応がちぐはくになって、却って相手の時間を取らせることになっていたんです。
あ、ちなみに私、今、コンビニのアルバイトをしているので、お客様に対応している時の話です。
でも、お手玉療法をするようになって、お客様にどう思われているか?より、目の前の作業に集中して、作業を確実にこなすことに注意が向くようになりました。すると、どんなにお客様が並んでいても、あたふたと焦らなくなりました。今、自分が対応できるのは、目の前のお客様ですし、目の前のお客様に確実に対応していれば、何人並んでいようとも、必ず対応できます。
でも、私はそのように考えが変わったから、目の前の作業に集中できるようになったのではなく、お手玉療法をやっていたら、いつの間にかそうなっていたのです。
そうなった自分は何が変わったのだろう?と振り返ったら、そんな風にしていることに気づいたというわけです。これが、私のお手玉療法の効果です。
人によって効果の表れ方は違うと思うので、私の話はさっぱり忘れて、ぜひご自身の変化を体感して頂きたいと思います。
それでは、お手玉をやると、どうして脳が整うのか?を中原先生の言葉を交えながらご説明します。
お手玉は中原先生が言うところの
人間脳 (大脳新皮質) に対する効果があります。
お手玉を落さず操り続けるには、眼で追い、左右の手でリズムを取り、手の感覚に集中しなければなりません。これらの動きがすべて大脳新皮質を刺激するのです。
中原先生の言葉を引用します。
大脳新皮質は、前方から、「前頭葉」 「側頭葉」 「頭頂葉」 「後頭葉」 の4つの部分に分けられます。たとえば、お手玉を目でとらえる際には、後頭葉の視覚領域が使われます。手を動かすときは、筋肉へ指令を出して運動をコントロールする前頭葉の運動野(うんどうや)が、さらにお手玉に触れることで、頭頂葉の触覚にかかわる感覚領域が刺激され、お手玉の中に入っている数珠玉などの音を聞けば、それが側頭葉の聴覚領域への刺激ともなります。
このように、大脳新皮質内の多くの分野が連携して動くことになるので、お手玉を行うときは、ぼんやりできません。こうした一連の動きを行うと、脳が活性化され、ストレスなどで働きが悪くなっていた人間脳の調整に役立つのです。
中原和彦著 「お手玉をする」と うつ、パニック障害が治る より引用
私はお手玉をした後で、頭が疲れた~という感じはありませんでしたが、うつ状態の人がお手玉を行うと、「頭が疲れた」と言う方もいらっしゃるそうです。
中原先生いわく、それはストレスにより働きが鈍くなっていた脳が、お手玉により一気に活発に使われたための筋肉疲れのようなものなので、非常に好ましい反応だそうです。
それから、お手玉は左右の脳のバランスを取る効果があります。
私も初めて中原先生からお手玉のやり方を教えられて、「さあ、やってごらん」 と自分でやってみたのですが、右手で投げ上げて左手で受けるのはなんとか出来ましたが、今度は逆に左手で投げ上げて右手で受けるとなると、途端に出来なくなりました。
それぐらい普段から右手でやるというイメージしか使っていないということです。
右半身は左脳が司り、左半身は右脳が司るというのは、事実ではないという発表もあるようですが、科学的な根拠はともかく私の実感からして、間違いなく右手で何かをやる時は割とイメージ通り動かせますが、左手で何かをやる時はイメージしたように全然手が動かないどころか、イメージが出来ない感じがします。
脳が体の動きを司っているのであれば、これは間違いなくバランスが悪い状態です。
ですから、中原先生がおっしゃるように、
お手玉で右回しをやった後は、必ず左回しを同じ回数だけやるというのは、脳の働きのバランスを取るために必要だと思います。
左脳は「論理の脳」といわれ、言語の読み取りや聞き取り、論理的思考をつかさどり、物事を分析する能力に深く関連しています。一方、右脳はイメージや図形、空間認識能力をつかさどり、音楽や絵画といった芸術的な感覚と関連が深いとされています。
現代は、左脳中心の社会で、右脳を使う機会が少なく、左右の脳のバランスがくずれがちです。左右の脳のバランスがくずれていると、ストレスに対して脳の抵抗力が低下すると考えられるのです。ですから、うつ病などの治療に際しても、左右の脳のバランスを取ることが大切なポイントになります。こうした意味でも、お手玉を行う際にも、必ず左右のバランスを考えて行うわけです。
中原和彦著 「お手玉をする」と うつ、パニック障害が治る より引用
私がそうだから思うのですが、うつやパニック障害、引きこもりになる人は、生真面目な人が多いと思います。こうするべきと言語で教えられたことを忠実に守ろうとして、やりたくないなぁ~、気が乗らないなぁ~、やりたいなぁ~という自分の感覚を尊重していない傾向が強いのではないでしょうか?
ひとりひとり性格も能力も違いますから、同じ状況でもこうした方がいいというのは、人によって違います。
お手玉をすることで、自分の感覚を尊重し、自分の体験の中からこうした方がいいという言語的理解が育まれるようになるといいですね。
ですから、お手玉をする時は、必ずうまく出来ない左手でも同じ回数だけするようにしてくださいね。
最後にお手玉の効果として、リズム運動の効果があります。
お手玉を続けるためには、規則的にリズミカルに手を動かします。
また、中原先生の診察でも勧められましたが、お手玉をする時には、「うさぎとカメ」のような童謡を歌いながらすると、よりリズミカルになります。
リズム運動の何がいいのでしょうか?
中原先生の言葉を引用します。
セロトニンは、心のバランスを整える働きのある脳内の神経伝達物質です。セロトニンが不足すると、精神的なバランスがくずれ、うつを発症する確率が高まるとされています。近年の研究で、このセロトニンをふやすために有用なのが、リズム運動であるとわかってきています。お手玉を行うこと自体も、また、歌を歌いながらのお手玉も、リズム運動ですから、このように毎日リズム運動をくり返すことで、脳内のセロトニンをふやそうというわけです。
中原和彦著 「お手玉をする」と うつ、パニック障害が治る より引用
というわけで、お手玉をする時は、やりやすい利き手の方だけでやるのではなく、やりにくい利き手じゃない方も同じ回数だけやる、童謡を歌いながらやるとリズム運動の効果があがるということは、理解していただけましたか?
実際に歌を歌いながらやった方が楽しいですから、やってみてくださいね。
では、最後にお手玉の動画をご紹介します。動画の中では右手で上げて左手で受ける右回ししかやっていませんが、歌の切れ目に合わせて、左回しも同じだけやりましょう。
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