こうなることは朝の段階でとっくにわかっていたのに、なぜ何の対策も打たずに、ここまでずるずると引っ張ってしまったのか。
そんな後悔をしないための対策です。
まず、安心する
抱えている仕事のうち今日中に終えるべきものを、まずは、タスク管理システムに漏れなく投入しておきます。
そうすることで、とりあえずは安心できます。
- やるべきことはここにあるだけだ。
- ちゃんと把握できている。
と。
次に、現実を把握する
でも、この安心感は言わば
「返済すべき負債総額が見えただけ」
の状態で、そのままでは事態は何の進展も見せません。
具体的な「返済」というアクションを起こしていく必要があるのです。
見えているだけならまだましでしょう。
いったい全体、自分がいまいくらの「負債」を抱えているのか、見当もつかないし、把握したいとも思えない。
こうなってしまう前に、まずは抱えている「負債」をもれなく書き出しておくことだけはしておきましょう。
「負債」、すなわち「やるべきこと」がどんな形であれ書き出されていれば、次に進むことができます。
僕自身は直近一週間の「やるべきこと」はもれなくTaskChuteに入力していますが、こうすることで時間枠に収まるのかどうかがわかります。
わかってしまう、というべきでしょう。
それぞれにどれぐらいの時間がかかるのかも含めて入力してあるので、おのずとその合計時間から「負債総額」が弾き出されるのです。
想像してみてください。
もし、今日中にすべきことをすべてやりきったとして、それが終わるのが28:35、すなわち明日の明け方4:35であることが判明した、としたら。
まず何をすればいいでしょうか?
「とうてい今日中に終えられない」という現実から逃げたくなったときにすべきこと
結論からいうと「やるべきこと」を次の2つのグループに分けます。
- 1.終わらせるべきこと
- 2.手をつけるだけにとどめること
「やるべきこと」の群れを眺めて、確実に仕留められるものを絞り込み、残りは最初の一撃を食らわせて足止めさせるだけにとどめるのです。
この仕分けを行い、手をつけるだけにとどめるものについては、それぞれ5分ずつ、ないし3分ずつを割り振ります。
0分、すなわちいっさい手をつけずに一瞥もくれずに翌日以降に送ってはいけません。
もしそうならざるを得ないなら、そもそもその日のスタートの時点での組み方が間違っています。
もちろん、自分は悪くない、というケースもあるでしょう。やむを得ず無理を承知で引き受けた飛び込み仕事もあったでしょう。
そうであっても、しかし、「自分の仕事」は可能な限り追い込むこと。
そのためには、現実(=すべては終わらない)を受け入れたうえで、そこから逃げないことです。
とにかく、
- 1.終わらせるべきこと
- 2.手をつけるだけにとどめること
という2つのグループに分けてしまう。
これを続けていると、
自分にとっての「今日中」の許容量が把握できるようになり、
無理なものには「無理!」と言えるようになり、
自分の力を信頼できるようになり、
関わる人に優しくなれます。
» Taskuma — TaskChute for iPhone
参考文献:
『カエルを食べてしまえ』という本で紹介されている「ABCD法」は参考になります。
ABCD法は、優先順位をつけるのに非常に有効な方法で、日々活用することができる。ごく簡単ながら効果的な方法であり、あなたは携わっている分野で抜きんでることができるだろう。
具体的には、やるべき仕事のリストを作り、重要度順にA~Eのランクをつけていく、というものです(A~EなのにABCDE法ではなくABCD法というのがちょっと謎なのですが…)。
「A」の仕事が残っているうちは「B」の仕事にとりかかってはいけない。大きなカエルが食べられるのを待っているのに、オタマジャクシに気をとられてはいけないのだ。
当たり前といえば当たり前の方法であるように思えるのですが、実際にこの順番をきちんと守って取り組むと、その効果を強く実感できます(TaskChuteはそのための“レール”となるでしょう)。
関連エントリー:
以下2つの記事は、いずれも今回のシチュエーションに沿った対策を紹介しています。
実際に使わなくても、いざというときはこうすればいいのか、という“避難経路”を把握しておくだけでも、役に立つはずです。