スーパーナンペイ事件 採取の指紋が当時50代の死亡男性と酷似

02/18 17:15
東京・八王子市で女子高生ら3人が殺害された「スーパーナンペイ事件」で、現場から採取された指紋と、一部一致する人物の存在が明らかになった。
残忍な未解決事件の現場から採取されていた、犯人のものと思われる指紋。
20年の時を経て、そこから浮かび上がったのは、ある男性の存在だった。
1995年7月31日、東京・八王子市の「スーパーナンペイ」で起きた強盗殺人事件。
事件は、スーパーの2階事務所で、犯人が、パート従業員やアルバイトの女性3人の頭を至近距離から、拳銃で撃ち殺害。
さらに、事務所内の金庫をこじ開けようとしたものの、何もとらずに逃亡したもの。
その後、犯人はこつぜんと姿を消した。
「スーパーナンペイ事件」は、今なお、未解決のままとなっている。
今回、被害者女性の2人を縛っていた粘着テープから検出された、犯人のものとみられる不完全な指紋が、ある日本人の男性の指紋と一部、一致していたことがわかった。
警視庁は、これまでも粘着テープから採取された指紋をデータベースで照合してきたが、該当する人物はいなかった。
しかし、今回ある場所で採取された男性の指紋を照合してみたところ、指紋の一部が一致したのだという。
事件当時、男性は、東京の多摩地区に住んでいて、年齢は50代。
しかし、今から10年ほど前に、男性は、すでに死亡していた。
警視庁は、重要参考人の1人として、男性の当時の行動などを調べている。
事件の被害者の1人である矢吹 恵さんの友人・鷹野 めぐみさんは「(警視庁は)新たに捜査をし直してくれているんだなというのを感じて、頑張ってくださっているなというのはうれしく思いましたが、これで解決するのかなという、うれしい思いも驚きもあったが、10年前に亡くなられている方ということで、一気に気持ちが、感情というか、どこに持っていけばいいのかなというのか...」と話した。

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