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朝日新聞を提訴 米在住の日本人ら2月18日 23時03分
朝日新聞がいわゆる従軍慰安婦の問題で取り消すなどした一連の記事を巡り、アメリカに住む日本人などが「アメリカで慰安婦問題を象徴する銅像が設置され、日本人の名誉が傷つけられた」などと主張して、朝日新聞に損害賠償などを求める訴えを起こしました。
朝日新聞は去年、いわゆる従軍慰安婦の問題で、「『慰安婦を強制連行した』とする男性の証言は虚偽だと判断した」としてこの証言に基づく記事を取り消すなどしました。
これについて、アメリカに住む日本人3人を含む2100人余りが「長年、記事を訂正しなかったことにより、誤解と偏見に基づく国際世論を定着させた」などと主張して、朝日新聞に対し謝罪広告を海外の新聞社や通信社などに掲載するよう求める訴えを東京地方裁判所に起こしました。
このうちアメリカに住む3人は「記事の影響でロサンゼルス近郊に慰安婦問題を象徴する銅像が設置され、日本人の名誉が傷つけられた」として300万円の損害賠償も求めています。
提訴について朝日新聞社広報部は「訴状が届いた時点でしかるべく対応します」とするコメントを出しました。