1月末日に、手話通訳士試験(厚生労働大臣公認第26回手話通訳技能認定試験)の合格発表がありました。なかなか難しい試験で、今年は受験者数956名に対し、合格者106名(合格率11.1%)でした。これまでに手話通訳士として登録されている人数は 3,271人ですので、今年の合格者が加われば 3,300人を越えそうです。手話通訳士とは、手話を用いて聴覚障害者とその他の方々との意思疎通を仲介することが主な役割で、自治体における手話通訳者募集などでも有効な資格として認められていることが多いようです。
本試験に関する数字を見てみましょう。今までの26回で、総受験者数は2万1456人、総合格者数は3,410人ですので、全体の合格率は約15.8%になります。この数字に比べると今年の合格率(11.1%)は低かったようです。また本試験の特徴として女性の合格者が多く、26回の男女合格者数は、男性416人に対し女性は2,994人を数えます。特に今年は、男性合格者は6人だけ! 手話通訳士は圧倒的に女性が多いようです。
試験は学科と実技があり、学科は「障害者福祉の基礎知識」「聴覚障害者に関する基礎知識」「手話通訳のあり方」「国語」が、実技では「読取り通訳」「聞取り通訳」が行われます。問題を1、2紹介してみましょう。大変難しいですよ!
「手話通訳のあり方・問7」
日本手話の語のなりたちは、実在するものの外観や動作を写像するものなど、さまざまに分類される。なりたちが異なる語の組合せを、一つ選びなさい。1「男」と「お金」/2「木」と「責任」/3「北」と「中」/4「猫」と「魚」。
「国語・問7」
現代日本語の「進歩」の「ん」と同じ発音のしかたになる撥音「ん」を含む語を、一つ選びなさい。1「安心」/2「音楽」/3「困難」/4「洗髪」。
皆さんもぜひ挑戦してみてください!
問題文例は、社会福祉法人聴力障害情報文化センターのホームページより引用させていただきました(http://www.jyoubun-center.or.jp/slit/past-exam/)。正答は「手話通訳のあり方・問7>2、国語・問7>4」
次の単語の手話CG動画の評価をお願いします。
(次回の更新は2月25日前後の予定です。)