2015/02/10
産後3年までの家庭の夫におすすめしたい、たった一つの「産後ケア」①
こんにちは。妊婦さん、産後ママのための出張リフレクソロジー~みまもりリフレ~代表の熊野です。
私は、これまでに数百人の産前産後ママとお会いして、ケアをしたり、お悩みを聞かせていただいたりしています。
今日は、産後3年までの妻がいるご家庭の夫がやったほうが良い、たった一つの「産後ケア」というお話をします。
昨今、「産後」という時期に夫婦の関係が変化する、ということは、当事者の多くの人が知るところとなりました。
巷では、イクメンやカジメンといった名前がささやかれ、産後クライシス、産後離婚などを避けるために、夫は育児や家事の面で妻に協力するべし! という風潮が主流になってきています。
私自身は、夫である男性がイクメン(育児に協力的)や、カジメン(家事を率先して行う)ことについて、否定するつもりはありません。
やっていただけるなら、どんどんやっていただきたいです(笑)。
ですが、もっと根本的なところで、ぜひ産後3年以内の女性に対して、やってあげてほしいこと、があるのです。
産後3年以内の夫に、ぜひやってほしいこと。それは……
【何かを完結できる時間、自分自身に集中できる時間】
を手渡すこと」
たとえば。
週1回、夫が早く帰宅して、帰宅後の子どものお世話を一人ですべてまかなう。
なんだー、そんなの俺やってるやってる!って思ったパパ、ホントにできていますか?
まず、退社。早くとは、最低でも定時退社です。20時退社を早いとは言いませんので、普段終電業務をしている方はご注意を。
(私も過去そうだったので、よくわかります^^;)
これ全部やる、というのが、「すべて一人でまかなう」という事なんです。
これはちょっとハードルが高いな、と思ったパパ。
では、まずは一部分でもいいですよ。お風呂だけ。食事だけ。など。
それでもハードルが高い、という方は、妻が一人でお風呂に入る間だけは、何があっても妻に声をかけないで子供の面倒を見きる、とかでもいいです。
・男性が、最初から最後までを、自分で考えて取り仕切り、遂行する
ということです。
物事を最初から最後まで、一気通貫して自分でやろうとすると、いろんなことが必要になります。
事前の組み立て、準備、手配、配慮、そういったことをすべて頭や行動や発言で、取り仕切っていかないと、物事って完結しないのです。
そこに小さな赤ちゃんが絡めばなおのこと。
ママは、昼間一人で育児に奮闘しているとき、こんなことを考えているんだな、これはあわてるな~、あー自分のことって後回しにしないといけないんだな。
全てを一人で行ったパパは、きっとそんな風にママの気持ちや姿を想像できると思います。
現代の仕事は、一人ですべてを担当する、というのがとても少ないのですね。
会社という仕組みの中では、たくさんの人のかかわりによって、一つの事業、ひとつのプロジェクトが進んでいきます。
だから、担当部分をやりきる、それ以外を皆が手伝いあう、のは当たり前。
でも、日中一人で家で育児するママには、そのプロジェクト仲間がいないのです。
そして、この「一人ミッション」をパパが遂行してくれている時、ママがやらなければならない大切なことがあります。
実は、パパのこの「産後ケア」が本当に実りあるものになるかは、ママにかかっているのです。
それについては、次回、詳しく書いていきたいと思います。
>>産後3年までの家庭の夫におすすめしたい、たった一つの「産後ケア」②
熊野 薫
2009年に男児出産。 肉体的ダメージや、精神的な不調といった、産後特有のトラブルを自らも体験したことで、 2012年11月、妊婦・産後ママのための出張リフレクソロジーサービス「みまもりリフレ」を立ち上げる。
全国でも珍しい出張専門のママサービスに加えて、訪問時には赤ちゃんや子供を見守る専任の保育担当を同行する。 「自宅なのでリラックスできた」「子供を見守ってくれる人がいるので本当に安心できた」「ぐっすり眠れた」とプレママや産後ママから、 サービス開始以来数百件の感謝の声をいただく。
現在はサービスに従事するセラピストや保育担当の育成を通じて、女性の短時間就労支援を行うと同時に、産前産後ケアの専門セラピストとして、様々なママの相談にも応じている。
Facebookページ:みまもりリフレ~ママのための保育つき出張リフレクソロジー~
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