今年に入って超越瞑想(Transcendental Meditation、以下 TM)の基本コースを受講し、1日20分の瞑想を2回、を実践している。説明会への参加・申込・個人指導・チェック・自宅での実践・フォローと、ひと通り終わり、日常生活の中に瞑想を組み込んで約1ヶ月。 TM は俺にフィットしてくれたようで、日々楽しく実践しているので、一連の流れを記録としてブログに記す。
TM自体は、特定の宗教への信仰・改宗・帰依を求めるようなオカルト的なものではなく、あくまでもテクニック・手法・技術であり、誰でも簡単に学ぶことができるものなのだが、方法の核心部分や指導方法についてはかなりデリケートな扱いを要するものなので、そこらへんには触れない。あくまでも、きっかけから説明会への参加・申込・個人指導・チェック・自宅での実践・フォローまでの一連の流れを、記録として。
瞑想をあれこれ試し、迷走
数年前から「瞑想」に興味を持ち、Amazon などでその手の本を買っては試してみては、正しく実践できているのかよくわからないままある程度続け、結局なんだかいまいち効果的なものが感じられないのでやめる、を繰り返してきた。やめるたびに、本を処分してきたのではっきりはしないが、上記プロセスを3、4回は繰り返している。
Amazon の購入記録をさかのぼったら以下の2冊が出てきた。これらのメソッドが駄目、というわけではなく、ただ単に俺に合っていなかった、というだけではあるのだが。
『始めよう。瞑想〜15分でできるココロとアタマのストレッチ〜』
始めよう。瞑想?15分でできるココロとアタマのストレッチ? 光文社知恵の森文庫
- 作者: 宝彩有菜
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2012/05/18
- メディア: Kindle版
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目次
序章 瞑想はおもしろい
1章 さぁ、瞑想してみよう
2章 上手な瞑想をマスターする
3章 瞑想いいこと尽くし
4章 上手な瞑想への近道
5章 上手な「瞑想」のためのQ&A
2010年に文庫本を購入していた。おそらく一番最初に試しみてみた本。「マントラ」を心の中で唱え、呼吸に集中して雑念を払拭していく、というもの。
座り方から指の結び方、呼吸の仕方まで、懇切丁寧にわかりやすく説明されており、きっかけとしてはよかったのかもしれないが、本を読んで実践するだけでは、それが正しく上手くできているのかが判然としなかった。理解力・集中力・記憶力のアップやストレスがなくなり熟睡でき健康になる、などの効果も謳われていたが、さしたる実感を感じることができず、1ヶ月ほど続けてみたが、結局やめた。正しく実践できているかの確信が持てないので、当たり前といえば当たり前。
『サーチ! 富と幸福を高める自己探索メソッド』
マインドフルネス瞑想
- 作者: チャディー・メン・タン,柴田裕之
- 出版社/メーカー: 宝島社
- 発売日: 2012/07/21
- メディア: 単行本
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目次
本書によせて ダニエル・ゴールマン
序章 サーチ・インサイド・ユアセルフ
第1章 エンジニアでさえEQで成功できる
第2章 命がかかっているかのように呼吸をする
第3章 座らないでやるマインドフルネス・エクササイズ
第4章 100パーセント自然でオーガニックな自信
第5章 情動を馬のように乗りこなす
第6章 利益をあげ、海を漕ぎ渡り、世界を変える
第7章 脳は情動のタンゴ
第8章 有能であってしかも人に愛される
第9章 世界平和への三つの簡単なステップ
エピローグ 空き時間に世界を救おう
『始めよう。瞑想』では上手くいかなかったが、「瞑想」への興味と憧憬がなくなったわけではないので、「Google の社員研修のベースとなっている瞑想法」というグッとくるというか、各種コンプレックスを刺激するキャッチコピーが秀逸な「マインドフルネス瞑想法」について書かれた本書を、買って読んだ。
これも結局は『始めよう。瞑想』と同じルートをたどるのだが、本を読んで、どうやってやるかについては一応理解できる。ただ、それが正しくてきているかについての確信が持てない。「飯を食う時は飯に集中する」と書いてあれば、なるほどそうしてみようと思い、目の前の飯の味に集中して飯を食ってはみるのだが、だからなんなの、これでなんかいいことあるの、という境地から脱することができないし、これでいいのかを相談する相手もいない。
こんな確信の持てない行為に1日数十分を費やす勇気は、俺にはなかった。
結局俺には、「瞑想はこうやるんです、それでいいんです、こんな場合はこうすればいいんです」という、手取り足取り感と納得感が、どうしても必要だったようで、書籍から瞑想を学ぶのは、ここらへんで諦めた。しかし、実践はしないながらも「瞑想」についてはあれこれ本を読んだり、情報収集を続けていた。詳しくは触れないが、成瀬雅春氏と前田日明氏の対談集『男の瞑想学』は、そのトンデモ感も含めて、読みものとして面白い。
- 作者: 「月刊秘伝」編集部,成瀬雅春,前田日明
- 出版社/メーカー: BABジャパン
- 発売日: 2011/08/31
- メディア: 単行本
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そもそものきっかけはレイ・ダリオ氏だった
レイ・ダリオ
世界最大のヘッジファンド、ブリッジウォーター・アソシエーツ創業者。運用資産は約1500億ドル。米金融危機や欧州の債務問題を予見し、2011年は39億ドルの巨額報酬を得た。世界の株式・債権・為替などあらゆる資産に投資するグローバル・マクロ戦略を採用する。FRB など世界の中央銀行がもっとも注目する投資家でもある。
(『リスク・テイカーズ ― 相場を動かす8人のカリスマ投資家 』180ページ)
そもそも「瞑想」が気になり始めたきっかけが、アメリカの著名投資家であるレイ・ダリオ氏について調べ、『Principles』などを読んでいく中で、氏が自身の成功の最大の要因として TM を挙げていたことなのだが、この TM、学ぶのに10万円近いの費用がかかるというもので、その時点で選択肢から外れていたのである。
ただ、超絶金持ちのレイ・ダリオ氏が、微々たる宣伝料をもらって TM をステマする必要もないだろうし、氏にとっては本当に大切なものなのだろうな、TM、気になるな、という思いは絶えず頭の片隅にありつづけた。
動画は TM について語るレイ・ダリオ氏とマーティン・スコセッシ監督。
子供が生まれ、生活がいよいよとっ散らかる
2012年・2013年と立て続けに子供を授かった。本当に可愛く、楽しく、ありがたい話なのだが、夫婦共働きも相まって、本当に生活がとっ散らかってきた。
2014年はなかなかに修羅場だったし、何も手を打たなければおそらく2015年も修羅場、という思いが強まる中で、なにかいいきっかけはないか、生活というか、俺自身がバージョンアップできるような何かはないか、と考えた時、やっぱり思い当たったのが「瞑想」だった。
特に、昨年後半ぐらいから、アメリカのイケてる起業家の間での瞑想ブームを受けて、日本でも成功法についての書籍やライフハック的なブログなどでも瞑想がとりあげられることが多くなってきたこともあり、目につきやすい環境ではあった。直近だと『GIGAZINE』が記事にしていたし、『ライフハッカー[日本版]』あたりもよくとりあげる。
リンク 「瞑想」がもたらす科学的効果とは? - GIGAZINE
ここらで一発、銭出して、ちゃんとした先生なりコーチから TM を学んでみるか、という気になったわけである。
学ぶ方法と場所を調べる
ということで、ウェブで【超越瞑想】について調べ、福岡にセンターがあることがわかった。ちなみにこの公式ウェブサイト、ものすごい情報量なので、TM とはなんぞやという部分については、このサイトを読むだけである程度間に合う。
リンク 超越瞑想 | 簡単, 努力が要らない, 自然, 効果的
リンク 福岡センター | 超越瞑想
ウェブサイトである程度ふるいにかけられるが、読んでさらに気になったら、説明会に参加する必要があるとのことで、ウェブで申し込みをする。即、受付確認メールが届き、数日後、事前資料としてパンフレットや冊子、DVD が届いた。
クリント・イーストウッドやヒュー・ジャックマンも実践しているとのこと。また、映画監督のデビット・リンチは財団を設立し、超越瞑想を広める活動をしているとのことで、DVD はそのドキュメンタリーだった。なるほどと思いつつも、パンフレットや冊子にある【ハマリシ】【ヴェーダ】などといった、得体の知れない用語にちょっと身構えたのもの事実。
まあ、とにかく説明会に行ってみんことには始まらんだろう、ということで、これらの資料やウェブサイトに目を通して、説明会に臨んだ。
超越瞑想(TM)について興味を持ち、説明会への参加・申込・個人指導・チェック・自宅での実践・フォローを経て、自宅での1回2回20分の瞑想を実践している者、まあ俺なのだが、による一連の記録記事です。体験・効果・効能については個々人のものですし、不必要な先入観を与えてもいいことはなにもないので、あくまでも俺個人の記録であり、また、TM をすすめるものでもありません。今後、以下の内容で一連の記事をアップ予定です。
- 超越瞑想(TM)の説明会にいってみた
- 書籍『超越瞑想TMがよくわかる本』を読んで申込を決意→入金→予約
- 個人指導とチェックのための連続4日間
- 日々の実践と定期的なフォローアップ・ミーティング
- 日々の実践を通じて
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