エムティーアイを卒業してフクロウラボにジョインします

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2月13日をもって、エムティーアイを退職しました。

2013年新卒エンジニアとして入社してから2年弱、
長い短いはわかりませんが、3・4年くらいの密度で取り組めた実感があります。
それくらいいい意味で長かった気がします。

断っておくと、前向きな退職です。

(なんだかんだで、誤解されがちなので)今までのこと、そして、これからのことをまとめておきます。

エムティーアイ入社まで

学生の時は、IT関係のことはあまりやっておらず、体育会バスケ部大会運営、インターン、ビジコンなど、エンジニアリングとは関係ないなことばかりやってました(今考えると、役立つことばかりですが)。

ウェブサイトとかは軽くつくれるくらいのレベルで、趣味としてでも低レベルな状態。

漠然と「仕事では、B to Cのサービス、スマホアプリ作りたい」と思っていた当時は、やみくもにコーディングしたりサンプル動かしたりはしているものの、なんとなく「」のようなものを感じ、このままだとマズイ気がするという不安がありました。

そんなこんなあって、独学ではなく1度、体系的に学ぶことを目的に、エムティーアイに入社しました。

9ヶ月間の研修にて

入社してから約9ヶ月間は、いわゆる研修期間でした。

給料を頂きながら、勉強するという最高の環境でした。
もちろん、自分の価値を高めることに加えて、新卒で入社したからこその「新しい風的な何か」で会社に貢献することを念頭に、考えたことはとにかく実践するスタンスで取り組みました。

幸い、手をあげればやらせて頂ける環境だったこともあり、新しい技術やツールを試したり、研修で今までやっていないことやったりと、かなり自由にやらせて頂きました(いろいろ失敗もしましたが)。

以前、ここにまとめましたが、コンピュータのこと、データベース、ネットワーク、セキュリティ、プログラミング基礎、Java、C#、JS、テスト、開発プロセスなど、ベースになる知識、経験を、座学2割、実践8割くらいの割合で、みっちり9ヶ月間やりました。プライベートでも毎日プログラム書くと決めて、公私問わずガリガリやっていたら、おもしろいことだらけで楽しくて、いいサイクルがうまれ気づいたら没頭していました。

一般的に、「ガンバってなんとか追いつけるくらいの素質なら、エンジニアに向いていない」と思われてる気がします。

でも、人の学習スピードは様々で、基礎的なことのインプットには時間がかかるけど、一度基礎を固めれば、一気に飛躍できる人もいる。ただ単に、やり方が合ってないだけかもしれない。
何度か挫折したくらいでは、向いているか向いていないかわからないので、挫折してもやり続けるのは大切だと実感したのが、初めの1年間です。

「プログラミング上達がはやいヤツの特徴10個」を9ヶ月間実践してわかったこと

個人的に、この9ヶ月間に突き抜けられたことで、入社前の漠然として不安はなくなり、あるとしてもいい意味の不安だけになりました。

ヘルスケア事業部にて

2014年に配属が決定、ヘルスケア事業部になりました。
有名なサービスだとルナルナとかをつくっているところです。
会社として投資している、新しいことをやっているところに携われたのはラッキーでした。

所属したチームは、ヘルスケアプラットフォームチーム、ヘルスケア関連のアプリが共通でデータを集約するサーバーの構築・運用するところになりました。

当時、アプリ側の開発したいと思っていた矢先に、サーバサイドになり、???なんか戸惑ったのを覚えています。笑

しかし、ここの環境が最高でした。

WebAPIサーバーのフルスクラッチ構築、認証認可基盤の構築、クラウドなど、近年注目されている技術を用いた開発に携われたこと
gitや新しいツールの導入、Agile Scrum、トヨタカイゼンなど、開発プロセス全般のこと

主体となってやれたことは、稀有な環境だった気がします。

「アプリつくりたい」=「ネイティブアプリのクライアントサイド」という目線でしか見れてなかった。
実際、サーバーサイドも面白い、UI・UX的な話も重要だけど、サービスを支えているのはサーバサイドなんだなーとわかったことが大きかった。

知らない分野もやってみると面白さがわかるので、とりあえず興味もってみる的なのは、今後も大事にしたい。

なぜ辞めるのか?

エムティーアイは、エンジニアが技術に集中できる環境でした。
新しい技術をやるために、必要なリソース(お金、時間)を提供してくれる会社で、エンジニアにとっては幸せな会社だと思います。

そんなホワイトな環境に、駆け出しエンジニアとして慣れてしまうことに対して、不安を感じたのが理由です。

近い将来、自分のアイデアを自分でカタチにして収益を上げることを、仕事としてやりたいと思っています。

素晴らしい設計、いいコードを書くなど、技術を追求することはもちろん重要なのですが、僕の中では、それを前提として、ビジネスドメインまで考えられることのプライオリティが上がってきました。そのため、エンジニアとしての意思決定が、プロダクトのビジネスドメインに反映される環境(反映されざるを得ない環境)でやりたい、反映された結果、成功・失敗も含めてフィードバックを得られる環境でやりたい。と考えました。

@wadap さんが「エンジニアとデザイナーだけでモノを作る時代が来る」nanapi CTO和田氏が語る時代の変化とは?で、こう言っています。

「優秀なコードを書くエンジニア」と「優秀なエンジニア」は別です。
結局いいコードが書けても良いサービスが作れなかったら全く意味がない
目の前の仕事だけじゃなくて、プロダクトの将来とか、自分の将来とか、そういうものを広い目で俯瞰して、そこから逆算して考える力がある人が成長しますね。

一つの考え方ではありますが、僕は後者の優秀なエンジニアになりたいと思っているにもかかわらず、いいコードが書けている、技術を習得できているというところに満足してしまっていました。

なぜ今なのか?

実力は足りるか足りないかわからないが、実践でやってからできないことを補充した方がはやい、と考えたからです。

また、後悔したくないという思いもあります。

「大学生のころ、これやっとけばよかった、あれやってれば、、、」みたいな後悔を、誰しもしていると思います。
それと同じで、おそらく30歳になったとき、同じように後悔をしてしまうのではないかという思いがあります。

後悔するくらいなら、今できることをやりたい。

今後のこと

前置きが長くなりましたが、3月からフクロウラボにジョインします。

紆余曲折ありまして決めました。

詳細は割愛しますが、ディープリンクを活用したソリューションで、「2016年のアドテクで中心となるサービス」の開発をします。

エンジニア募集しているので、ぜひ、オフィスに遊びに来てください!!
詳しくはWebで↓

さいごに

「楽の転換」= 現状維持で楽(easy)をするのではなく、変化を楽(enjoy)しむ心持ちで

入社時につくった(何かのうけおりだったかもしれませんが)やつです。
そんな気持ちでやっていきます。

会社はかわりますが、今後とも宜しくお願いします。

田中佑太郎

Wish List(重要)

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材料さえあれば、何でもつくれます。
おめぐみを ( ‾ʖ̫‾)

こんなの作ってます。