ハピプリの残した数字 [ハピネスまとめ]
ハピネスチャージプリキュアの数字が出揃ってきたので数値上のまとめです。
ハピネスチャージプリキュアは昨年1年でどのような数字を残してきたのか、
検証していきたいと思います。
(内容)
1:バンナムトイホビー売り上げ、東映アニメ版権売り上げ
2:視聴率関係
3:映画興行収入
4:玩具ランキング
5:Googleトレンド
6:その他(ツイッター、応援アプリ、2ちゃんスレッド数、DVD初動)
今までのまとめな上、超長いので不必要な所は読み飛ばしてください。
あと、今回のみ本当にちょっとした個人的なコメントつけています
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1:バンナム トイホビー売り上げ、東映アニメ版権売り上げについて
<バンダイトイホビー作品別売り上げ>
(注意;作品別売り上げとは、(昨年4Q+1Q+2Q+3Q)を合わせたものです。)
(トイホビー売り上げ:玩具、食玩、生活用品、文具、アパレル等)
作品別(1~12月)
17+18+15+10= 60億 ふたりはプリキュアSplashStar
17+17+34+28= 96億 Yes!プリキュア5
26+28+27+20=101億 Yes!プリキュア5GoGo!
30+23+34+28=115億 フレッシュプリキュア!
34+32+36+28=130億 ハートキャッチプリキュア!
29+26+26+22=103億 スイートプリキュア!
33+28+29+18=108億 スマイルプリキュア
31+24+25+16= 96億 ドキドキプリキュア
33+19+17+9= 78億 ハピネスチャージプリキュア ←New!!
ちなみに「作品別売り上げ」ってのは公式なカウント方法ではなく、
ネット上で勝手に
昨年4Q(1~3月)+1Q(4~6月)+2Q(7~9月)+3Q(10~12月)
で計算しているものです。
要はこうすると、1月~12月の数値になるので放送期間に合致するため便利なんです。
(公式はもちろん、4月~翌3月の1Q+2Q+3Q+4Q=年度別)なので、
参考程度にしかならないかもしれませんが、個人的にはかなり重宝しています。
で、
ハピネスはバンナムトイホビーで4Q(1~3月)で、33億と好発進するものの、
1Q(4~6月)で、19億 2Q(7~9月)で 17億、といずれも昨年を下回ってしまいました。
もちろん妖怪ウォッチ等に押されたせいもあるかもしれませんが、それだけではないとも思います。
好スタートを切って徐々に勢いが落ちていった理由・・・わかるようなわからないような・・・・
下記は売り上げの推移と、「計画値」の推移グラフです。
この緑色の折れ線が「計画値」の線(要はバンダイがどれくらいプリキュア商品を売る計画なのか)ですが、
通期計画は1Qは100億でスタートしたものの、
2Qで20億下方修正かけて80億、3Qで計画地が70億まで修正がかけられたことからも当初の
期待値を下回る結果になっていることが伺えます。
特に2Q(4~6月)の実績17億を受けての計画値20億円の下方修正、ってのがハピネスを象徴していると思います。
東映アニメ国内版権売り上げ
作品別(1月~12月)
初代 :7.55億(1.66+1.34+2.27+2.28)
MH : 12.33億(3.86+3.33+3.15+1.99)
SS : 7.34億(3.06+1.66+1.25+1.37)
YP5 : 8.97億(1.89+2.05+2.48+2.55)
5GO:10.03億(3.43+2.16+2.04+2.40)
フレ :11.01億(3.04+2.48+2.65+2.84)
ハト :12.68億(3.98+3.18+2.68+2.84)
スイ :11.09億(3.82+2.07+2.18+3.02)
スマ :10.58億(3.19+2.40+2.53+2.46)
ドキ : 9.91億(3.22+1.92+2.17+2.60)
ハピ : 8.52億(3.08+1.79+1.69+1.96) ←New!
東映アニメ国内版権売り上げも好調、とは言い難いですかね。
版権2Q,3Qが2億を切っちゃったのもSS以来です。
2:視聴率 関係
ハピネス 年間の世帯視聴率は、4.62%
昨年のドキドキが4.88%なので、マイナス0.26%です。
一見下がったように見えますが、プリキュアの視聴率は仮面ライダーの視聴率に
連動して動く傾向があるので(後述)、実はそんなに悪くありません。
良くも無いけど、悪くもない、っていった感じです。
(月別の平均値:世帯視聴率)
(月別の平均値:KIDS視聴率)
月別で見ると、7月8月がもうすこし頑張って欲しかったですね。
(例年、夏は視聴率が下がるいわゆる「夏枯れ」を起こすのですが、ちょっと顕著に表れました。)
ここでも、世帯、KIDSともに2,3,4月は昨年よりも数字的には良かった傾向が見られますが、
5月以降、昨年よりも下がっている傾向が見受けられます。
(世帯視聴率 52区間移動平均値)
※52区間移動平均=1個の点が52週の平均値なので長期的な傾向を見るのに適しています。
(要は1年前と比べて上がっているのか、下がっているのかがわかります)
52区間の移動平均でみると、先述の通り
プリキュアの世帯視聴率は仮面ライダーの視聴率にほぼ連動していることがわかります。
ハピネスチャージプリキュアも例外ではなく、仮面ライダーの視聴率に連動して動き、
ライダーが順調に?下がっていったので、プリキュアも追随して下がっています。
むしろ、1年でライダーとの差を少し詰めたので、そんなに悪くはありません。
(もちろんライダーとプリキュアの視聴率に相関は見られますが、因果はわからないので、
実際はライダーのせいでプリキュアが下がるのか、逆にプリキュアのせいで
ライダーが下がるのか、両方が影響し合っているのか、は要検証ではあります。)
(KIDS視聴率 52区間移動平均)
KIDS視聴率の52区間移動平均線です。
去年の仮面ライダー(鎧武)はKIDS視聴率がどんどん下がっていきました。
それにつられることなく、ハピネスチャージのKIDS視聴率は一定の値を保ちました。
昨年ドキドキプリキュアがKIDS視聴率をかなり下げてしまったのを
それ以上、下げることなく頑張って維持した感じです。
(個人視聴率52区間移動平均値)
個人視聴率はこうです。
ドキドキ ハピネス
KIDS(男女4~12) 9.37 9.10 (-0.27)
TEEN(男女13~19) 0.96 0.73 (-0.23)
M1(男20~34) 3.64 2.58 (-1.06)
M2(男35~49) 1.51 2.71 (+1.20)
M3(男50~ ) 0.64 0.64 (±0)
F1(女20~34) 4.74 4.53 (-0.21)
F2(女35~49) 2.56 2.61 (+0.05)
F3(女50~ ) 0.76 0.78 (+0.02)
女性層では、スマイルから上がっていたF1(女20~34)の上昇が上げどまり、
逆にハト後半から下がり続けていたF2(女35~49)が下げ止まりました。
男性層では、ドキドキより、
M1(男20~34)が下がり、逆にM2(男35~49)が上がりました。
ハピネスは男性層の入れ替わりが行われた(ドキドキより若い連中が減り、おっさん?が増えた)だけで、
それ以外の視聴層の構成はドキドキ最終とあんまり変わってない感じです。
なによりもF2層が下げ止まってくれたのは良い傾向だと思います。
(イベントとの連動)
(関係ないけど視聴率の推移はこっちのほうが色が付いていてわかりやすいかもしれません。
ハイネスは見事に真っ青ですが・・)
もともと、イベントと視聴率は連動するのか、という観点から取り始めたこの表ですが
やっぱりイベントと視聴率に関係はないみたいです。
3:映画の興行収入について
初動 2週 3週 4週 5週 6週 最終(億円)
Y5:1.7→3.7→5.6→6.5→7.1→*.*→*.*→8.3
Go:1.6→3.4→4.8→6.2→6.8→7.2→*.*→7.8
FR:1.7→3.8→5.1→5.9→6.9→7.2→*.*→7.9
HC:2.0→4.8→6.2→7.2→8.2→8.6→8.8→9.3
SU:2.0→4.8→6.1→7.1→8.0→8.3→8.4→8.9
SM:1.9→4.2→5.6→6.7→7.8→8.3→8.5→9.1
DO:2.1→4.4→6.5→7.6→8.4→8.9→9.2→9.5
HP:1.0→2.4→3.3→4.0→4.6→4.9→*.*→5.0 ←New!!
ハピネスチャージプリキュア 秋の単独映画の興行収入は5.0億円。
これが個人的には一番ショックでした。
まさか昨年より半減近くなるとは思いませんでした。
自分も子供と観に行きましたが、とても素晴らしい映画だっただけに残念ですね。
原因は多々あると思います。外的な要因ももちろんあるとは思いますが、
何よりもやっぱりテレビ本編がしっかりしてないと子供とその親は映画に足を運んでくれないのかな、と思います。
↓これは初動2日間のデータです。初動がわかるとだいたいの最終結果が予測できます。
4:玩具ランキングの推移
(年間ランキング)
最初に言っておくと、トイネスの玩具ランキングは相対的なものであり
ブーム等に左右されやすいのも重々承知です。
年間ランキングでは、2009年以降初めて”総合”でランキングに入れませんでした。(↑の上の表)
例年変身アイテムは必ず総合の方でもランクインできていたのですが
これはまあ、妖怪ウォッチが強すぎたので仕方ありません。
(トップ10中7アイテムが妖怪ウォッチ関係ですね)
女の子向けの年間ランキングでは、
1位:プリチェンミラー、6位:フォーチュンピアノ、8位:プリチェンミラーDX
の3アイテムがランクインです。
例年5~6アイテムがランクインするので、ちょっと少ないです。
大きな特徴として、
1:妖精玩具(リボン)がランク外
2:箱物玩具(メイクドレッサー)がランク外
が挙げられると思います。
この2つは変身アイテムとともにプリキュア玩具をけん引するものと思うので
それが不振だったのが残念です。
特に妖精(リボン)は劇中でもあんまり活躍することなく、玩具自体もなぜか表面がプラスチック製で
ちょっとどうかな、と思いました。
その分、フォーチュンピアノがかなり頑張りました。
(ハピネスチャージプリキュア 月別の推移)
月別で見るとこうです。
女の子向けで、
プリチェンミラーは初登場1位から、4か月連続1位をキープ、6月にアイカツに1位をとられるものの
7月からはフォーチュンピアノが3か月連続1位をキープしました。
しかし、
10月以降がかなり寂しく、12月はついに1アイテムもランクインできませんでした。
クリスマスシーズンに女の子向けでランク外、てのはさすがに寂しかったですね。
「2014年のクリスマスは女児にプリキュア玩具が必要とされてなかった」、ってことですものね。
ちょっと言いすぎました。
(他のシリーズのトイネス順位はこちらhttp://prehyou.blog.so-net.ne.jp/toyness にあります)
5:Googleトレンドの傾向
(↓青い線がプリキュアです。「プリキュア」って単語で検索しています。比較はアイカツ、プリパラ)
ハピネスは後半の失速が気になりますが、
「プリキュア」というワードだとまだ「アイカツ」よりも関心度は高いようです。
↑ここから、プリキュアのみを抜きだして重ねるとこうです↓
5月までの関心度はドキドキと同様な推移だったのが、
5月以降、トレンドの関心度が急低下しているのがわかります。
5月以降、”プリキュア”に何がが起きて、昨年より急激な関心度低下がおきています。
(↓こっちは「ハピネスチャージプリキュア」で検索)
やっぱりドキドキよりも関心度低かったです。
(でもこれは「ハピネスチャージプリキュア」っていう単語が長すぎて
皆ハピプリ、とかで検索していたのかもしれません。)
5:そのほか
ツイッターの実況数について
プリキュア「実況のツイート数」です。
(アニメエンジン(http://anime.live-engine.jp/)使用です。
昨年ドキドキプリキュアよりも全体的に実況のつぶやき数は多かったようです。
傾向としては、実況参加人数は昨年と同程度ながらつぶやき数が多いので、
要は「ファンが濃くなった」、といえるのかな。
しかしドキドキの時に見受けられた、
「最終回に向かってつぶやきが増大し盛り上がっていく」ってことが無く、
つぶやきが低いまま最終回を終えた、ってのがハピネスを象徴しているかもしれません。
ちょっと気になります。
応援アプリの応援数 推移
応援アプリの応援数は、
10周年で、歴代プリキュアの3Dモデルが毎週もらえたからなのか、昨年ドキドキの応援数よりも
かなり好調に推移しました。
回を追うごとに自然減はしていますが、好調だったといっていいのではないでしょうか。
歴代3Dモデル配布終了後に、極端に応援数が落ちるかもと思いましたが、そんなこともなかったですね。
よかったです。
(3Dキャラ 49種類コンプリートしましたあ)
2ちゃんねるスレッド数
あと、まあ、一応2ちゃんねるのスレッド数の推移
ハピネスは放送開始前(アニメ新着板にあった時)は16スレ、
本放送時(アニメ板)に233スレ 消費しました。
過去2年のスマイル、ドキドキが異常に?高かったので、少ない、といえば少ないですね。
まあ、これも規制があったりで参考数値ですし、スレッド数が多かったら何なんだ、って話ですが、
まあ、少なかった、という事実ではあります。
数値取っておいていうのも何ですが、どうでもいい数値ですかね。
DVD 売り上げ 初動売り上げ枚数について
(初動数値です。)
ハートキャッチ スイート スマイル ドキドキ ハピネスチャージ
01巻 2,419 *,*** 1,103 *,805 *,480
02巻 2,233 *,*** 1,160 *,*** *,***
03巻 2,061 *,*** *,912 *,*** *,346
04巻 2,023 *,*** *,788 *,*** *,339
05巻 2,012 *,*** *,862 *,*** *,356
DVDの初動枚数は深夜アニメなんかと違い、プリキュアではあんまり重要視されませんね。
<総評?>
(関係者でもない、いち素人が数字なんて
気にしても仕方ないのは重々承知していますよお・・
でも、自分がメインターゲットの親であるうちは片足くらい突っ込んでいるかな、とは思います。)
ハピネスチャージプリキュアは、10周年記念作品として当初はかなり期待されていたと思います。
しかし、初夏あたりからどの数字も雲行きが怪しくなり、
”秋の映画の興行収入半減”っていうちょっと考えられない数字が出てしまい、
最終的にはどの数字を見ても、あんまりいい数字が出ませんでした。
とても寂しいですね。
ハピネスに個人的に思うことは多々ありますが、まあGo!プリンセスプリキュアに期待しましょう。
子供がニコニコと喜んでくれる作品になるといいな、って思います。
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ハピプリの残した数字:過去のプリキュア 話の流れ一覧表と視聴率等まとめ:So-netブログハピネスチャージプリキュアの数字が出揃ってきたので数値上のまとめです。 ハピネスチャージプリキュアは昨年1年でどのような数字を残してきたのか、 検証していきたいと思います。(内容) 1:バンナムト…[続く]
1年間お疲れ様でした。
こうして並べてみると壮絶な数字ばかりですね…。
まさかたった1年でこんなに色々な数字が落ち込み、人があんなに離れていくなんて予想していませんでした。
今年は東映とバンダイには是非頑張ってもらって少しでも活気を取り戻してほしいと願うばかりです。
by シルバー (2015-02-18 17:43)