世界日報 [2008年10月15日(Wed)]
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2008年は4人の日本人がノーベル賞を受賞 「世界日報」 「世界日報」は統一教会が発行している新聞である。年に数回、統一教会らしい記事が出るが、普段は一般紙と変わらず、特に「メディア ウォッチ」は実によく調べ読ませてくれる。これだけでも購読の価値ありである。 一般紙は海外報道が貧弱であるが、世界日報の海外記事は充実していておもしろい。海外経済、国際社会、世界の論調、国際ニュース、国際企画、オピニオンの各ページがあり、世界の論調ではアメリカ、フランス、イギリス、ドイツの一流紙の内容を転載している。時にはタイ、マレーシア、パキスタン、インド等で発生する政治、経済、宗教の問題などもその国の有力紙の内容を伝えてくれるので便利である。以下は、10月8日付の記事である。 ==================================================== フランスのルモンド紙は「サムライの復讐(ふくしゅう)」と題する論文で「日本は失われた10年から復活した。巨大なバブル崩壊からも立ち直ることの証であり欧米にも希望を抱かせる」と現下の欧米の金融危機に日本の苦い経験を参考すべきで希望を持てと言外にいっている。 「世界でほぼ唯一のサブプライムの毒を味わわなかったのが日本の銀行だと評価。さらに最近の中国の経済的奇跡ばかりもてはやされ日本は目立たないが日本のロボット工学は世界一。研究開発関連予算はGDPの3.3%にも上る。日本の復活を誰も気にしないがあなどってはならない」と報じている。 フランスの知識人の多くは日本の文化芸術に深い知識と関心を持っている人が多く、中国に対しては、単に経済の発展に伴うビジネスの機会として興味を持っている人が多い。 日本人は自虐的悲観論の人が多いが、今年度のノーベル賞受賞をはじめ日本人はもっと日本国と日本人としての誇りを失ってはならない。世界の評価は高いのである。好感度世界一。エコノミスト紙の平和指数世界5位の日本である。ちなみに英国49位、アメリカ96位である。 |