防衛相 豪と対テロ連携で一致

2月12日 21時30分

中谷防衛大臣は、１２日夕方、オーストラリアのアンドリューズ国防相と電話で会談し、イスラム過激派組織「イスラム国」による日本人殺害事件を踏まえて、テロとの闘いに両国が緊密に連携して取り組むことで一致しました。

この中で、中谷防衛大臣は、イスラム過激派組織「イスラム国」による日本人殺害事件に関連して、「事件を巡る情報提供などオーストラリアの協力に感謝する。イスラム国の行為は残忍で許されるものではなく、日本は、テロにきぜんとして対応したいと考えており、オーストラリアとも連携を強化したい」と述べました。
これに対して、アンドリューズ国防相は、「オーストラリアを代表して、日本人２人が殺害されたことにお悔やみを申し上げたい。今後も、日豪間で緊密に連携していきたい」と述べ、テロとの闘いに両国が緊密に連携して取り組むことで一致しました。
また、中谷大臣は、「安全保障分野において、同盟国のアメリカ以外でオーストラリアほど緊密に協力している国はなく、オーストラリアの潜水艦の導入計画などでも防衛協力をさらに進展させていきたい」と述べ、オーストラリアの潜水艦の導入計画を巡る技術協力に向け、検討を進めていく考えを示しました。