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憲法改正 議論が進むか不透明の見方
2月12日 5時17分

憲法改正 議論が進むか不透明の見方
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憲法改正を巡り、自民党は、今の国会から、衆参両院の憲法審査会で改正を目指す項目を絞り込む議論を本格化させたいとしているのに対し、民主党などは、安倍政権の下での憲法改正論議には慎重な構えを見せており、議論が進むかどうかは不透明だという見方が出ています。

憲法改正を巡り、安倍総理大臣は、今月4日、自民党の船田憲法改正推進本部長との会談の中で、最初の憲法改正の発議と、それに続く国民投票の時期は、来年夏の参議院選挙のあとになるという認識を初めて示しました。
これを受けて、自民党は、最初の発議に向けて、今の国会から、衆参両院の憲法審査会で、改正を目指す項目を絞り込む議論を本格化させる方針で、発議に必要な衆参両院の3分の2の賛成を得られるよう、各党が比較的、賛同しやすいとみられる「緊急事態」や「環境権」などの項目の議論を先行して行うべきだという意見が出ています。
これに対し、民主党は、「未来志向の憲法を構想する」としながらも、安倍政権の下での憲法改正論議に応じることには慎重な構えで、岡田代表が、「安倍総理大臣の下での憲法論議は非常に危ない」と述べました。
また、維新の党も、統治機構改革のため憲法改正が必要だという認識では党内が一致しているものの、具体的な議論は進んでおらず、今の国会で憲法改正を巡る議論が進むかどうかは不透明だという見方が出ています。

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