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楽天 ネット通販など好調で増収増益2月12日 19時03分
IT大手、楽天の去年12月期の1年間の決算は、主力のネット通販事業が好調だったことなどから、増収増益となり、本業のもうけを示す営業利益は初めて1000億円を超えました。
発表によりますと、楽天のグループ全体の去年1年間の決算は、売り上げが前の年に比べ15%増加して5985億円、本業のもうけを示す営業利益は前の年を17%上回る1063億円と、初めて1000億円を超えました。
これは主力となる国内でのネット通販事業で取扱高が初めて2兆円を超えるなど売り上げが伸びたことや、カードなどの金融事業も堅調だったことが主な要因です。
一方で、苦戦が続いていた電子書籍などの海外事業では、コスト削減を徹底して赤字幅を縮小させたとしています。
三木谷浩史社長は記者会見で、「ネット通販事業は、去年の消費税率の引き上げ後も堅調に推移しており、ことしも春以降は、前年比で数字を大きく伸ばしていけるのではないか」と話していました。