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“2020年度 国・地方で9兆円余の赤字”
2月12日 9時45分

“2020年度 国・地方で9兆円余の赤字”
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内閣府は、経済成長が今後も続いて消費税率を再来年4月に予定どおり10%に引き上げても、財政健全化の指標となる「基礎的財政収支」が、国と地方を合わせると9兆円余りの赤字となり、2020年度に黒字化する目標は達成できないとする試算をまとめました。

政府は、社会保障や公共事業など、政策に充てる経費を税収などでどれだけ賄えるかを示す「基礎的財政収支」を財政健全化の指標としていて、新年度に国と地方の赤字を半分に減らし、5年後の2020年度に黒字化する目標を掲げています。
これについて、内閣府は、今後10年間、経済が順調に成長を続け、再来年4月に予定どおり消費税率を10%に引き上げることを前提に、新たな試算をまとめました。
それによりますと、企業の業績改善による税収の増加などが見込まれることから、赤字を半分に減らす新年度の目標は達成できるものの、2020年度に国と地方を合わせると9兆4000億円の赤字となり、黒字化の目標は達成できないとしています。
このため、政府は、財政健全化に向けた今後5年間の具体的な計画をことし夏までにまとめて、歳出の抑制や税制の構造改革などを本格化させたいとしています。

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