機械受注額 ２か月連続で前月上回る

2月12日 9時00分

企業の設備投資の先行きを示す去年１２月の主な機械メーカーの受注額は、製造業からの受注が大きく伸びたことなどから、変動が大きい船舶と電力を除いて、前の月に比べて８．３％増加して２か月連続でプラスとなりました。
内閣府は、景気について「緩やかな持ち直しの動きがみられる」とし、基調判断を４か月ぶりに上方修正しました。

内閣府が発表した機械受注統計によりますと、去年１２月に主な機械メーカーが国内の企業から受注した金額は、変動の大きい船舶と電力を除いて８５３６億円となり、前の月を８．３％上回って２か月連続で増加しました。
このうち製造業は、自動車や部品メーカーを中心に２４．１％の高い伸びとなり、非製造業も金融・保険業や運輸・郵便業からの受注で７．２％の増加となりました。
また、ことし１月から３月の受注額も前の３か月と比べて１．５％増加する見通しです。
このため内閣府は、景気の基調判断について「緩やかな持ち直しの動きがみられる」とし、去年８月以来４か月ぶりに上方修正しました。