外相「竹島は日本の領土」 韓国は非難

2月12日 21時30分

岸田外務大臣が衆参両院の本会議で行った外交演説の中で島根県の竹島について「日本固有の領土」と述べたことについて韓国外務省はコメントを出し、「いまだに歴史を反省できずにいることを表している」と非難しました。

岸田外務大臣は１２日行った外交演説の中で、「日本固有の領土である竹島については、引き続き日本の主張をしっかりと伝え、粘り強く対応する」と述べました。
これについて韓国外務省は報道官のコメントを発表し、「歴史的、地理的、国際法的に明白な私たちの固有の領土だ」と主張したうえで、「日本政府が、帝国主義時代に朝鮮半島を侵奪した歴史をいまだに反省できないでいることを表している」と非難しました。
そして、ことしは、戦後７０年、日韓国交正常化５０年の節目の年だとしたうえで、「歴史に背を向ける動きを繰り返すのは北東アジアの平和と安定、共同繁栄という時代の要求に逆行することだと厳重に警告する」と述べて反発しました。