産経ニュース

【北海道知事選】民主党、独自候補擁立断念 佐藤氏支持 横路氏は県連代表を引責辞任

ニュース 政治

記事詳細

更新

【北海道知事選】
民主党、独自候補擁立断念 佐藤氏支持 横路氏は県連代表を引責辞任

 民主党北海道連の勝部賢志幹事長は15日、札幌市内で記者会見し、4月12日投開票の北海道知事選で独自候補の擁立を見送ると発表した。近く、既に出馬表明した元北海道放送アナウンサーのフリーキャスター佐藤のりゆき氏(65)の支持を正式決定する。

 民主党道連によると、北海道知事選で候補を立てないのは、民主党が流れをくむ旧社会党時代を含めて初めて。

 知事選には、現在3期目の高橋はるみ知事(61)も立候補を表明しており、自民党北海道連が推薦を決定。共産党北海道委員会は佐藤氏の支援も視野に対応を検討していることから、両氏の一騎打ちとなる可能性が高まった。

 民主党道連は当初、上田文雄札幌市長(66)を軸に知事選の候補者選考を進めていたが、上田氏に固辞され昨年10月に断念。その後も独自候補の擁立を模索し複数人に打診したが、断られた。

 勝部氏は会見で、佐藤氏を支持する方針を決めた理由について「高橋知事の4選阻止のためには、候補者の一本化が大事だ。脱原発、平和憲法を守るといった大事な点で一致できると考えた」と説明した。

 佐藤氏は札幌市出身で、北海道放送のアナウンサーを経てフリーとなりテレビやラジオで活躍。昨年11月、出馬を発表した。

 横路孝弘衆院議員は独自候補を立てられなかった責任を取り、15日付で民主党道連代表を辞任した。

関連ニュース

「民主党が迷走の始まり…」「震災前に戻ることない」高浜原発正式「合格」に経済疲弊の地元は

「ニュース」のランキング