民主道連:横路氏、代表辞任 「高橋知事4選阻止を」 勝部幹事長が会見、佐藤氏支持で結束へ /北海道

毎日新聞 2015年02月16日 地方版

 民主党道連は15日、独自候補擁立を見送り、フリーキャスターの佐藤のりゆき氏(65)の支持へ舵を切った。勝部賢志幹事長の記者会見での主なやり取りは次の通り。道連代表を辞任した横路孝弘氏(74)は会見に姿を見せなかった。

 横路氏とのやり取りは。

 横路氏は「戦後、道知事選で候補者を立ててきた。大変残念で責任を感じる。この知事選を一歩進めるため、力を尽くしてほしい」と話した。支援する人を決めて進んでいくことは我々の非常に大切な役割だ。

 横路氏は佐藤氏支援に否定的だったが。

 公式にそうした発言はない。独自候補擁立に向けて努力していたことは間違いない。

 党再生を目指す中で独自候補を擁立できなかった影響は。

 滋賀、沖縄、佐賀県知事選は、大きな政治課題が争点となり、(非自民の県民党である)我々の陣営が勝利した。高橋はるみ知事(61)の4選は阻止する必要があり、その流れを作って勝利できれば党再生の一つの足がかりになる。

 横路氏辞任による知事選への影響は。

 影響が出る状況にならないよう、一致結束して諸課題に力を合わせていきたい。

 なぜ佐藤氏支持か。

 現職の4選阻止が最大目標で、候補者の一本化が大切。佐藤氏の政策は、脱原発や(所得)格差の問題という課題で一致していける。

 反高橋知事勢力の一本化について、結論を出していない共産党への期待は。

 反高橋氏でまとまっていくことは非常に重要だ。

 争点は。

 高橋道政をこれ以上続けさせてはならない。道内経済、地域の暮らしは大変なことになっている。それを食い止めることができるかが争点だ。

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