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デンマーク銃撃 “対応間違っていない”
2月18日 8時35分

デンマーク銃撃 “対応間違っていない”
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デンマークで表現の自由を訴える集会などが武装した男に相次いで銃撃され市民2人が死亡した事件で、デンマークの情報機関は、事件の直前まで服役していた男の危険性について「刑務所側から知らされていたが、男が襲撃を計画していると考える十分な根拠はなかった」として、対応は間違っていなかったという考えを示しました。

デンマークの首都コペンハーゲンでは14日、イスラム教の預言者ムハンマドの風刺画を描いた画家が参加していた集会が、過激な思想の影響を受けたとみられる武装した男に襲撃され、15日にはユダヤ教の礼拝所も銃撃され、2つの事件で市民2人が死亡しました。
警察に射殺された容疑者の男は人を刺した罪で服役し、事件の2週間前に刑務所から出所したとみられていて、現地のメディアは、男が服役していた間にイスラム過激派の思想に影響を受けたとする知り合いの話を伝えています。
これについて、デンマークの情報機関は17日、男の危険性について「刑務所側から去年9月に通報を受けていた」と公表しましたが、「男が襲撃を計画していると考える十分な根拠はなかった」として、対応は間違っていなかったという考えを示しました。
デンマークの政府や議会の与野党は、事件の捜査が終了したあと調査委員会を設置して、情報機関や警察の対応が適切だったのかどうかなどについて調査する方針を示しています。

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