「シゴト体験」第2弾は、四肢欠損の女性が憧れのメイクアップアーティストに挑戦!細やかな操作が必要な道具をどう使いこなすのか。プロとしての厳しさが求められる中、ぶつかる思わぬ壁とは?4日間の試行錯誤をとおして、障害者の就労の可能性を探る。
レギュラー陣のみなさま、収録おつかれさまでした! 今回のテーマは「シゴト体験」、第2弾の今日は四肢欠損の岡本さんがメイクアップアーティストに挑戦! でした。バリバラでは過去にもお仕事のテーマはありましたが、「やってみたかったけど…」というところからのチャレンジは初。いかがでした?
大西
「やっぱり一生懸命やることって大事ですよ。そこは伝わるんだなって。今回はやりたいことをやるからこそ、本気が伝わったと思うし。そうなると、本当にプロになるには? の話が出てきますよね」
その先は? 実際に働ける? が知りたくなってきますよね。でも、まずスタートラインに立つことはできたのでは。そこには、教える側やコーディネーターとのコミュニケーションや工夫が不可欠でしたよね。
大西
「私なら、あんなに厳しくは教えられないかもしれない…」
さすがプロの先生、でしたよね。玉木さんは収録では、「あきらめるな!」とおっしゃってましたよね。やはりそこが大事?
玉木
「シュウさんもよく言うけど、例えばスティーヴィー・ワンダーはわざわざ“視覚障害のシンガー”だとは言われない。でも辻井伸行さんは、“視覚障害のピアニスト”とまだ言われてると思う。そこの違いはなんやねん、と。結局その人自身をちゃんと見ていないから、そうなるんやと思う。ぼくも言語障害があるから、バリバラに出てて、『何言うてるかわからへん』と言われたりする。けど、やり続けることで知られて、『そんなもんなんや』と思ってもらう。そんな空気感が大切で、そのためには続けることが大事」
たしかに。シュウさんはいかがでしたか?
シュウ
「今まで、当事者が大声を出さないと何も変わらない、と思っていたし、だから当事者がんばろうぜ!という気持ちあったけど、実はそれだけじゃなくて。というのも、あのメイクアップアーティストの先生が“私たちにも壁があって。一緒に4日間働いていて、気がついたら障害があること忘れてました”って収録で言ってたけど、当事者だけじゃなく、そういう風に気付いたひとも声をあげていかなあかん、と強く思ったね」
拡散したい気づき、ですよね。
シュウ
「あと、障害者が働いているお店があれば、それが店主のメッセージになるかもしれない。それがかっこつけとか、勘違いからでもいいから、キッカケとしてありかもしれない。先週も含めて、今回はいろんな角度でいろんなことが散りばめられていて、気づきがいっぱいあったな」
そうですね。グレースさんはいかがでしたか?
グレース
「私は障害者の目線、自分に重ね合わせて見ていて。VTRにもありましたけど、お客さんに手伝ってもらっていいのか?とか、実はわからないところって私自身もたくさんあって。多くのひとがそこで悩んでるんじゃないかなって思う。障害のことをどこまで説明したらいいのか?とか。ここまで言っていいんだ、っていうことを実体験として分かる機会は重要だなって。見ているひとはこの放送を見ることでそれが参考になるし」
そういう意味でこのシリーズ続けてほしいですよね。
グレース
「もうちょっと軽いステップというか。(先週の)オカピーさん(岡崎さん)みたいにすぐできる人は少ないと思うから。いろんな人を見てみたいですね」