福井市茱崎町の海岸で17日、岩場に打ち上げられているダイオウイカを住民が見つけた。既に死んでおり、最長の食腕2本がともに無くなっているが、全長は約7メートルと推測されるという。
近くに住む上野志津子さん(76)が午前9時ごろ、海藻アカモクの育ち具合を見に行って発見した。約40年間イカ漁をしていた上野さんも「これまで見たことがない」と驚いていた。
越前松島水族館(福井県坂井市)の笹井清二飼育員によると、雌で、腐敗が進んでいないことから死後間もないとみられる。最長の食腕2本を除いた体長は3メートル77センチ。県内ではダイオウイカは昨年、小浜市や越前町で発見されている。