日本における図書館情報専門職制度はどのようにして形成されてきたのか。本書では、1940年代後半から現在にいたる図書館情報専門職養成に関わる主要な資料137を掲載し、資料に基づき専門職養成の動向を通史的に概観することで、司書・司書教諭養成および図書館情報学教育の発展の軌跡をたどる。
[ここがポイント]
◎ 司書課程、司書教諭課程、図書館情報学専門課程それぞれにおける主要な一次史料を抽出し、図書館情報専門職制度の戦後の形成過程を明らかにする。
◎ 専門職養成の過去の歩みを総括し今後の養成の方向性を示唆することで、広く図書館界に寄与する。
序 章 図書館情報学教育の戦後史
第Ⅰ部 戦後日本の図書館情報専門職の養成と教育
第1章 図書館情報学専門課程の変遷―組織改革を通じた学の模索
第2章 司書養成の変遷―司書をめぐる養成制度構築の模索
第3章 司書教諭養成の変遷―学校図書館法改正による制度改革の模索
第4章 図書館情報専門職養成の国際動向
資料
1 専門課程関係資料
2 司書養成関係資料
3 司書教諭養成関係資料
4 共通資料
第Ⅱ部 データでたどる図書館情報専門職の養成と教育
第5章 司書および司書教諭の資格取得者の実績
第6章 司書養成および司書教諭養成のテキスト一覧
第7章 図書館情報学専門課程の動向と実績
第8章 図書館情報学専門課程4校の変遷と現在
図書館情報専門職教育戦後史年表
あとがき/人名索引・事項索引